研究課題/領域番号 |
09272215
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 奈良先端科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
河内 孝之 奈良先端科学技術大学院大学, バイオサイエンス研究科, 助教授 (40202056)
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研究分担者 |
竹村 美保 奈良先端科学技術大学院大学, バイオサイエンス研究科, 助手 (20273857)
横田 明穂 奈良先端科学技術大学院大学, バイオサイエンス研究科, 教授 (40118005)
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研究期間 (年度) |
1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1997年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
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キーワード | アラビドプシス / シロイヌナズナ / cDNA / EST / 均一化cDNA / 花序 / 花成 |
研究概要 |
花序茎頂の遺伝子発現を系統的に解析し茎頂での分化と維持(増殖)のメカニズムの解明を目的とした。これまでにアラビドプシスの花芽形成(生殖生長)初期のシュート頂、および、栄養生長期の組織より均一クローン化ライブラリーを作成しディファレンシャル法により花芽形成(生殖生長)初期に発現する遺伝子を発現の組織特異性および発現量にもとづいて分類した。分類されたクローンについて5'末端から約500bpの部分的なDNA塩基配列を決定し相同性検索を行った。またモチーフの存在をを検討し、遺伝子産物の機能を推定を試みた。このうち、約72%は何も有為な相同性を示すものが登録されておらず、機能的な予想は困難であった。何らかの相同性を示したクローンのうち、8.3%はアラビドプシスで既に解析された遺伝子と完全に一致した。アラビドプシスで報告のある遺伝子と部分的な相同性を示す遺伝子が2.9%、他の植物で報告のある遺伝子と相同性を示す遺伝子7%存在した。また、植物では報告のないもので、酵母や線虫など他の生物界の遺伝子として報告のある遺伝子と相同性を示すものが10.4%見い出された。既にタンパク質のデータベースに登録されているものに対して相同性を示さないもののDNA塩基配列をアラビドプシスのESTデータベースに対して相同性検索を行ったところ、約29%がESTとして登録されていたが、残りの71%は完全に新規な遺伝子であった。すなわち、均一化ライブラリーを利用して得られた花序特異的低レベル発現を期待される遺伝子群は新規なものに富むということが明かである。現在、さらに塩基配列の決定作業を進め、低発現性のもの以外の情報も収集している。また、単離された遺伝子機能の逆遺伝学的解析を進めている。
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