研究課題/領域番号 |
09273229
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
川原田 嘉文 三重大学, 医学部・外科学第一講座, 教授 (40024814)
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研究分担者 |
横井 一 三重大学, 医学部, 講師 (60174843)
鈴木 宏治 三重大学, 医学部, 教授 (70077808)
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研究期間 (年度) |
1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1997年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | プロスタノイド / プロスタノイドレセプター / トロンボモジュリン / プロテインCインヒビター |
研究概要 |
【材料および方法】1)ヒト臍帯動脈内皮細胞(HUVEC)およびヒト肝癌細胞株であるHepG2よりAGPC法によってtotal RNAを抽出しRT-PCR法を用いてHUVECとHepG2上のTXA_2、PGI_2レセプターの存在を検討した。またTXA_2レセプターに関してはサブタイプの決定も行った。2)HUVECの培養上清中にThromboxan A_2(TXA_2)アナログ(STA_2)、Prostaglangin I_2(PGI_2)アナログ(OP-2507)およびPGE_1アナログ(G511)をそれぞれ0、0.1、1、10、100、1000ng/mlとなるように添加し、12時間培養後、cell lysate中のThrombomodulin(TM)抗原をsandwith ELISA法を用いて測定した。3)HepG2を用いて、その培養上清中に上記と同様にSTA_2、OP-2507およびG511を添加した。24時間培養後、上清中のProtein C inhibitorの抗原値をそれぞれsandwith ELISA法を用いて測定した。 【成績】1)TXA_2レセプターはHUVECおよびHepG2ともに存在したが、そのサブタイプは血小板と違っていた。またPGI_2レセプターはHUVECには存在したが、HepG2には認めなかった。2)STA_2、OP-2507ともに10ng/mlで25%、15%とTM抗原の上昇を認めた。3)STA_2およびG511の添加によってPCI抗原の有意な減少を認め、1000ng/mlでそれぞれ76%、68%にまで減少した。
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