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生体模倣反応や特異物性を分子設計の基盤とするカテプシン類阻害剤の合成開発

研究課題

研究課題/領域番号 09273244
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関徳島大学

研究代表者

長尾 善光  徳島大学, 薬学部, 教授 (40027074)

研究分担者 佐野 茂樹  徳島大学, 薬学部, 助教授 (20226038)
研究期間 (年度) 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1997年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードカテプシン / 酵素阻害剤 / SH酵素 / 反応カスケード / ピロリノン / アレニルエステル / 非結合性相互作用 / X線結晶解析
研究概要

筆者らはα-アルキニルマロン酸ジエチルエステル体が酵素によりあるいは非酵素的に加水分解・脱炭酸反応を経由して共役アレニルエステル体に誘導されることを期待し、パパインタイプのSH酵素カテプシンB、Lの特異的阻害剤の開発を試みた。デザイン合成した各種α-アルキニルマロン酸ジエチルエテル体はアルカリ加水分解条件下に期待通りのカスケード様反応が極めて容易に進行することが明らかとなった。認識部位としてL-Pro-L-Ileが結合しているカスケード様反応生成物であるピロリノン誘導体は人肝臓カテプシンBを特異的かつ強力に阻害した。筆者らは最近S・・・X(X=N,O,S,ハロゲン)、CH・・・π、CH・・・O相互作用を有する分子の合成開発及びその証明と生物活性への寄与ならびに応用研究に興味をいだいている。3つのアンジオテンシンII受容体拮抗作用物質のX線結晶解析を行ったところ全ての化合物においてS・・・O close contact(2.542-2.610Å)が観察された。S・・・O相互作用の安定性は簡単なモデル化合物を合成し、それらのX線結晶解析と種々のレベルでのab initio MO計算によって証明した。現在この様な相互作用を有する分子のカテプシン類阻害剤開発への応用研究を展開している。

報告書

(1件)
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Yoshimitsu Nagao: "Intramolecular Nonbonded S・・・O Interaction Recognized in Acyliminothiadiazoline Derivatives as Angiotensin II Receptor Antagonists and Related Compounds" J.Am.Chem.Soc.120 (in press). (1998)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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