研究課題/領域番号 |
09275103
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研究種目 |
特定領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
黒岩 厚 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 教授 (20134611)
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研究分担者 |
高橋 直樹 奈良先端科学技術大学院大学, バイオサイエンス研究科, 教授 (30179501)
西駕 秀俊 東京都立大学, 理学研究科, 助教授 (60131918)
近藤 寿人 大阪大学, 細胞生体工学センター, 教授 (70127083)
西田 育巧 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 教授 (50107059)
鍋島 陽一 京都大学, 大学院・医学研究科, 教授 (60108024)
仲村 春和 東北大学, 加齢医学研究所, 教授 (90079690)
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研究期間 (年度) |
1997 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
201,900千円 (直接経費: 201,900千円)
2000年度: 46,000千円 (直接経費: 46,000千円)
1999年度: 42,500千円 (直接経費: 42,500千円)
1998年度: 50,400千円 (直接経費: 50,400千円)
1997年度: 63,000千円 (直接経費: 63,000千円)
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キーワード | Hox遺伝子 / 転写調節 / ノックアウトマウス / 細胞分化 / ボディープラン / ホヤ / ショウジョウバエ / 神経系 / 水晶体分化 / 中枢神経系 / 個体サイズ / Shhシグナル / 細胞骨格系 / JNKカスケード / 四肢筋パターン形成 / 神経パターン形成 / MAPキナーゼ / BMP / 軟骨細胞分化 / 筋細胞分化 |
研究概要 |
Hox遺伝子群が肢芽間充織との相互作用により四肢筋前駆体で位置特異的に発現し、筋の断裂過程と密接に関連する事を明らかにした。Six2の腱前駆体での発現には軟骨及び表皮からのシグナルが協調的に作用し、Hoxがこれらに対する感受性を調節していることを明らかにした。(黒岩) δ-クリスタリン遺伝子のエンハンサーDC5に作用する転写調節因子として、胚発生過程において水晶体プラコードで発現するSOX2/SOX3およびPax6を同定した。胚への異所的遺伝子導入法により、これらの転写因子が水晶体プラコードの分化を誘導できることを明らかにした。(近藤) ホヤの胚発生におけるホメオボックス遺伝子群の機能及び発現調節機構の解析を通じて脊椎動物に至るボディープラン確立について検討を行った。特にOtxは前方神経への分化を促進すること、また転写活性化因子として下流標的遺伝子の転写調節を行っていることを明らかにした。(西駕) Hox-c4標的遺伝子として線虫のmab21のオーソログmmab1及びそのホモログmmab2をマウスの新規遺伝子として分離同定した。これらの遺伝子の機能解析を行うためにノックアウトマウスを作製したところ、胸骨形成過程でHox-c4によるmmab1の発現制御が示唆される結果を得た。(高橋) ショウジョウバエstill lifeのマウスホモログSTEFはRacに特異的なグアニンヌクレオチド交換因子である。STEF分子はRacの活性化を介してアクチン細胞骨格系の構造変化を引き起こし、神経細胞の移動、突起伸展、シナプス形成に関与していることが示唆された。(鍋島) ショウジョウバエ突然変異の解析により、個体のサイズを決定する遺伝子がありこれが進化的に保存された機能未知のタンパク質をコードすることを見出した。遺伝的相互作用の解析から、E2Fの上流で機能し、細胞の発育に関わるインスリン受容体シグナル伝達系への関与が明らかになった。(西田)
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