研究課題/領域番号 |
09277102
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研究種目 |
特定領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
藤井 義明 東北大学, 大学院・生命科学研究科, 教授 (00098146)
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研究分担者 |
萩原 正敏 東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 教授 (10208423)
加藤 茂明 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (60204468)
審良 静男 大阪大学, 微生物研究所, 教授 (50192919)
久武 幸司 埼玉医科大学, 第2生化学, 助教授 (70271236)
半田 宏 東京工業大学, フロンティア創造共同研究センター, 教授 (80107432)
大熊 芳明 大阪大学, 細胞生体工学センター, 助教授 (70192515)
上田 均 国立遺伝学研究所, 個体遺伝研究系, 助手 (60201349)
箱嶋 敏雄 奈良先端科学技術大学院大学, バイオサイエンス研究科, 教授 (00164773)
梅園 和彦 京都大学, ウイルス研究所, 教授 (50183752)
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研究期間 (年度) |
1997 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
316,000千円 (直接経費: 316,000千円)
2000年度: 76,800千円 (直接経費: 76,800千円)
1999年度: 81,200千円 (直接経費: 81,200千円)
1998年度: 74,000千円 (直接経費: 74,000千円)
1997年度: 84,000千円 (直接経費: 84,000千円)
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キーワード | 転写因子 / 転写共役因子 / 転写因子間相互作用 / 作用機構 / 転写開始 / 転写伸長反応 / 再構成 / 転写活性化 / 転写開始複合体 / リン酸化 / スプライシング / DNA結合能 / 相互作用 / TFIIH / TFIIE / TFIID / コアクチベーター / DSIF / Ah受容体 / STAT3 / CREB / 基本転写装置 / コアクチベータ- / TF II D / TF II E / TF II H / 転写調節因子 / ノックアウトマウス |
研究概要 |
本計画研究班の研究課題は、転写因子も含めて転写因子間の相互作用が最終的に遺伝子発現としてどのようにアウトプットされるかというメカニズムを分子のレベルで解明することを主な目的としている。Preinitiation complexの構成成分であるTFllHの9つのsubunitsをリコンビナントDNAを用いて発現させ、再構成に成功し、各々のサブユニットの機能を検討する系が確立された。またこの系を用いてERCC3のヘリカーゼ活性が転写活性化のプロモーターエスケープの段階に重要であることを示した。転写伸長反応もDSlFとNELFの抑制とpTEFbとFACTの活性化系によって精密にコントロールされていることが明らかにされた。DSlFの一つサブユニットp160のC末端の変異はゼブラフィッシュでは神経の発達異常を引き起こすことが分かった。広範な転写因子の共役因子として働くcbpについては、さらにgi3,AhR/Arnt,HlF-1α,lRF3などの共役因子として働くことやβ-カテニンが阻害して,P53の転写活性を抑制することを示した。2ハイブリッド法によってMBFl,UTF1,P68/P72が各々転写因子FT2-F1,RAR,ERα,βの転写共役因子として働くことを明らかにし、その構造を決定した。ノックアウトマウスを作製することによってAhR,AhRR,STAT3などの機能解析を行なった。
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