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基本転写活性化因子TIP_<120>の構造と機能

研究課題

研究課題/領域番号 09277203
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関千葉大学

研究代表者

田村 隆明  千葉大学, 大学院・自然科学研究科, 教授 (30112692)

研究期間 (年度) 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1997年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
キーワードTIP / TBP / 転写因子 / 転因制御
研究概要

転写制御の中で、基本転写因子の一つであるTBPは様々な因子と相互作用し、この結果転写制御機能を通して種々の生命現象に関与する。TBPと結合する因子を検索し複数のTBP結合性蛋白質;TIPを見い出したが、この内TIP120について詳細に検討した。TIP120は1230アミノ酸からなる既知のモチーフを持たない新規蛋白質であった。実際にTBPと結合することができ、また細胞内でもTBPと複合体を形成していることが明らかになった。再構成転写系によってTIP120の機能解析を行ったところ、TIP120がRNAポリメサ-ゼII系遺伝子の転写化因子であることが明らかとなった。さらにゲルシフト解析により、活性化は(活性化型)転写開始複合体形成形成功率の向上であることが示唆された。TIP120を含む複合体の中にTBP以外にも、RNAポリメラーゼIIが含まれており、さらに新規のDNAヘリカーゼも存在し、この因子が核内高分子複合体として存在することが示唆された。細胞を抗体で染色しその存在様式を検討したところ、TIP120は遺伝子発現に関連すると考えられる核内構造体の一つPODの中に含まれており、上の仮説は支持されると考えられた。

報告書

(1件)
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] E.E.Schmidt, 他: "Spermatid-specific overexpression of the TBP gene involves recrieitment of twofestis-specific promoters" J.Biol.Chem.272・8. 5326-5334 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] 山内淳, 他: "Two formes of avian TBP mRNA generated by alternative polyadenylation" Biochem.Biophys.Res.Commun.234. 406-411 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] 森川潔, 他: "Transcription initiation sites and promoter structure of the mouse IP_3R_2 gene" Gene. 196. 181-185 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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