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カイコ、フィブロイン遺伝子の組織・時期特異的転写因子の解析

研究課題

研究課題/領域番号 09277225
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関岡崎国立共同研究機構

研究代表者

大野 薫  岡崎国立共同研究機構, 基礎生物学研究所, 助手 (10260035)

研究期間 (年度) 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
1997年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
キーワードフィブロイン / 組織特異的転写調節因子 / タンパク質複合体 / SGF2 / LIM-homeodomainタンパク / NLI / Lpb / P25 / GH
研究概要

平成8年度までの研究によって、フィブロイン遺伝子の5'上流域-91/-211に結合する組織特異的転写因子SGF2の精製はほぼ完了していた。またそれが多種類の分子種からなる複合体で、約1MDaの大きさを持つことも明らかとなっていた。
平成9年度の研究によってSGF2は(1)LIM-homeodomainタンパク(SGF2-LIMと命名)、(2)NLI/Lbpホモログ(SGF2-NLI/Lbpと命名)、(3)P25タンパク、(4)未知のタンパク(SGF2-GHと命名)、を含む複合体であることが明らかとなった。さらにこのうちSGF2-NLI/Lbp及びSGF2-GHはalternate splicingによる複数種のタンパク分子から成ることも明らかとなり、これらのcDNAクローニング及びシーケンスが一部を除き完了した。また、酵母のtwo hybrid systemを用いた実験からは、すでにマウスでの報告にもあるようにSGF2-LIMとSGF2-NLI/Lbpの結合が確認されると共に、新たにSGF2-NLI/IbpとSGF2-GHの結合も確認された。またこれらの活性を比較したところ、後者の方が前者の約10倍も多いことがわかった。このことから、フィブロインの組織特異的な転写の活性化においては、マウスやゼノパスですでに示されているSGF2-LIMとSGF2-NLI/Lbp間の相互作用とともに、本研究により初めて発見されたSGF2-GHとSGF2-NLI/Lbp間の相互作用が、重要な働きを担っていると考えられる。

報告書

(1件)
  • 1997 実績報告書

URL: 

公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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