研究課題/領域番号 |
09279103
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研究種目 |
特定領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
須藤 和夫 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (20111453)
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研究分担者 |
若林 健之 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (90011717)
若林 克三 大阪大学, 大学院・基礎工学研究科, 教授 (00029521)
白木原 康雄 国立遺伝研究所, 構造遺伝学研究センター, 助教授 (20150287)
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研究期間 (年度) |
1997 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
213,200千円 (直接経費: 213,200千円)
2000年度: 34,800千円 (直接経費: 34,800千円)
1999年度: 30,000千円 (直接経費: 30,000千円)
1998年度: 74,600千円 (直接経費: 74,600千円)
1997年度: 73,800千円 (直接経費: 73,800千円)
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キーワード | ミオシン / ダイニン / キネシン / FRET / X線小角散乱 / 電子顕微鏡 / 組換えモーター / X線結晶構造解析 / 分子モーター / 核酸モーター |
研究概要 |
細胞性粘菌のミオシンII遺伝子を用いて組換えミオシンを作成し、ATP加水分解反応が特定の中間状態にトラップされている変異ミオシンを多数作成した(Sasaki et al.,J.Biol.Chem.,1998,1999,2000).アクチンと相互作用しながら滑り運動をするときに、ミオシンモータードメイン内でおこる構造変化が、これら変異体作成であきらかになった。これら変異ミオシンの結晶構造解析は、米国ウイスコンシン大学、ドイツのマックスプランク研究所の結晶解析グループとの共同研究で進行中である.こうした研究の結果、ATP加水分解にともなう連続的な分子構造変化を原子レベルで追跡することが可能となろう.また、緑色蛍光タンパク質GFPあるいはその青色変異タンパク質BFPを融合したキメラミオシンを作成し、蛍光共鳴エネルギー移動(FRET)法で、ATP加水分解に伴うミオシンの構造変化を調べた.この結果、ATP結合直後にミオシンはいわゆる"レバーアーム"を振り上げた状態になり、ATP加水分解後にレバーアームが振り戻されることが明らかとなった(Suzuki et al.,Nature,1998).これは、滑り運動に十分な大きさの構造変化がATP加水分解の特定ステップでおこっていることを実験的にしめした初めてのものである。さらに、1分子レベルでのFRETを計測できる1分子FRET顕微鏡をを作成し、力発生にともなうレバーアームの動きを1分子レベルで観察した(Suzuki et al.,FEBS Letters,,in press).
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