研究課題/領域番号 |
09279203
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
沼田 治 筑波大学, 生物科学系, 助教授 (50189354)
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研究分担者 |
神澤 信行 上智大学, 理工学部, 助手 (40286761)
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研究期間 (年度) |
1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1997年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | テトラヒメナ / ミオシン / アクチン / 分子モーター |
研究概要 |
抗体との反応性とK/EDTA-ATPase活性を指標としてTetrahymena Pyriformisよりミオシンの精製に成功した。テトラヒメナ・ミオシンは分子量約22万の重鎖を持ち他の生物のミオシンより約40nm程長い尾部を持つ双頭の分子であること、K/EDTA-ATPase活性の値がウサギ骨格筋ミオシンよりも低い塩濃度で最大値を取ることなどユニークな性質を持つことが明かになった。また、ミオシン遺伝子のクローニングのために、進化的に保存されたミオシン頭部のPループ領域の配列をプライマーとしてRTPCR法を試みテトラヒメナに3種類のミオシン遺伝子が存在することを明かにした。1つはミオシン頭部の25Kと50Kドメインのジャンクション部位に当るループ1に長い挿入配列を持ったミオシンでT.pyriformisとT.thermophilaの両方に存在した。あとの2つはループ1に挿入配列を持たずT.pyriformisとT.thermophilaそれぞれに特異的に存在するものであった。これら3種類のテトラヒメナ・ミオシンの部分アミノ酸配列と従来知られているミオシンのアミノ酸配列とを比較検討した結果、テトラヒメナ・ミオシン3種が他のミオシンサブグループと異なり新しいグループを作ることが明かになった。今後はこれら3種類のテトラヒメナ・ミオシン遺伝子の全塩基配列を決定し、その全体像を明かにする予定である。
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