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新しい機能をもつキメラ型のミオシンの検索

研究課題

研究課題/領域番号 09279227
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関帝京大学

研究代表者

大石 昇  帝京大学, 医学部, 講師 (80176825)

研究期間 (年度) 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1997年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
キーワード分子モーター / ミオシン / PCR / 分子生物学
研究概要

ディクチオ型細胞性粘菌から新しい機能をもつキメラ型のミオシンの検索を試みた。はじめに、キメラ型のミオシンIII、IX、Xに近縁のミオシンを、これらのファミリー間で相同性が高く他のファミリー間では相同性が低い3個所の短い共通な配列をプライマーとしてゲノムDNAからPCR行い、検索を試みたが、新しいミオシンは発見できなかった。次に、モータードメイン内の共通配列である、Pループ、およびスイッチ2と呼ばれる領域について、キメラ型のミオシンIII、IX、Xの塩基配列をもとにプライマーを作成し、ゲノムDNAを鋳型としてPCRを行ったところ、既知のミオシン2のほかにこれまで報告の無い配列を含むミオシンに類似した配列が1つ確認できた。その配列には、キメラ型のミオシンIII、IX、Xと同様に、保存性の低いループ領域でのアミノ酸の挿入が多数見られ、またPループからスイッチ2までの配列を他のミオシンと比較すると、これまで知られているどのミオシンファミリーとも相同性が低いことがわかった。また、増殖期の細胞性粘菌から作成したcDNAを鋳型として、同様にPCRを行ったところ、この遺伝子の産物と思われるバンドが確認されたので、偽遺伝子ではないことがわかった。この新しいミオシンが、キメラ型である可能性は高いと思われ、遺伝子の全長の決定と、ノックアウト作成による機能の確認の実験が進行中である。さらに、特定のミオシンの、モータードメイン内の共通配列をもとにしたPCRによる検索が、新しいミオシンの検索に有効であることが確認できたので、プライマーのデザインを変えることにより、他の新しいミオシンの発見が期待される。

報告書

(1件)
  • 1997 実績報告書

URL: 

公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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