研究課題/領域番号 |
09301020
|
研究種目 |
基盤研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
国文学
|
研究機関 | 国文学研究資料館 |
研究代表者 |
松野 陽一 国文学研究資料館, 館長 (50005823)
|
研究分担者 |
山崎 誠 国文学研究資料館, 文献資料部, 教授 (70094696)
新藤 協三 (新藤 恊三) 国文学研究資料館, 文献資料部, 教授 (80007161)
岡 雅彦 国文学研究資料館, 副館長 (20044729)
中野 真麻理 (中野 真麻里) 国文学研究資料館, 文献資料部, 助手 (50280532)
永村 眞 日本女子大学, 文学部, 教授 (40107470)
落合 博志 国文学研究資料館, 文献資料部, 助教授 (50224259)
鈴木 淳 国文学研究資料館, 文献資料部, 助教授 (40162953)
|
研究期間 (年度) |
1997 – 2000
|
研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
|
配分額 *注記 |
26,800千円 (直接経費: 26,800千円)
2000年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
1999年度: 4,900千円 (直接経費: 4,900千円)
1998年度: 5,100千円 (直接経費: 5,100千円)
1997年度: 13,400千円 (直接経費: 13,400千円)
|
キーワード | 自筆本 / 古典籍 / 科学的判定法 / 真跡・真筆 / 科学的判定方法 / 真跡 / 真贋判定 |
研究概要 |
本研究は各時代を代表する個人言語資料が多数残存する作家の自筆資料を網羅的に収集し、高精度の画像として時系列的に整理保存するとともに、これらの資料を科学的に判定する方法と技術を開発することを目的とした。 最大の研究目標であった『自筆画像研究支援ツール』 (これは自筆本画像の任意部分とその解読文とを任意に関連づけ、コメントを付けてデータベースとして格納し、キーワードや任意文字列から、複数の部分画像を検索比較し印刷することのできる画期的なデータベースソフトである)に実際にデータを格納する実験を行い、プロトタイプ版の改良を継続した。現在NT版のみであるが、ほぼ研究上の諸要求に応えるものとして完成していることを検証した。試行版として世阿弥自筆『能本集』と後白河院自筆『梁塵秘抄断簡』を材料としてCD-ROM版を作成した。 自筆本の資料調査と収集は所蔵者及び保存機関の許可が厳しいことから、写真による撮影を東大寺と真福寺に限定し、凝然と能信の自筆資料を中心に、それぞれのかなりの年代的幅を持つ個人言語資料自筆資料を収集した。これによって、筆跡の経年変化を分析する上で有力なデータが得られた。 研究成果『自筆画像研究支援ツール』の改良と普及のために、平成十四年度学術振興会科学研究費補助金『古典籍・古文書解読のための自習システムの開発』を引き続き申請した。 本研究の成果を国文学研究資料館の近くホームページで公開する予定である。
|