研究課題/領域番号 |
09301022
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
中国語・中国文学
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研究機関 | 青山学院大学 |
研究代表者 |
遠藤 光暁 青山学院大学, 経済学部, 教授 (30176804)
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研究分担者 |
太田 斎 神戸市外国語大学, 外国語学部, 教授 (40160494)
落合 守和 東京都立大学, 人文学部, 助教授 (40117700)
岩田 礼 愛知県立大学, 外国語学部, 教授 (10142358)
ラマール クリスティーン 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助教授 (30240394)
平田 昌司 京都大学, 大学院・文学研究科, 助教授 (50150321)
木津 祐子 京都大学大学院, 文学研究科, 助教授 (90242990)
斎藤 成也 国立遺伝学研究所, 集団遺伝研究系, 助教授 (30192587)
諏訪 哲郎 学習院大学, 文学部, 教授 (00129222)
佐藤 進 東京都立大学, 人文学部, 教授 (40109096)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
5,200千円 (直接経費: 5,200千円)
1999年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1998年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
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キーワード | 中国語 / 方言 / 方言地図 / 揚雄 / 音韻 / 語彙 / 文法 / 方言地理学 / 揚雄『方言』 |
研究概要 |
先年度までで当初の目標であった現代漢語諸方言の方言地図作製と揚雄『方言』に基づく漢代の漢語方言地図の作成は達成した(『報告書』第4・第5分冊として刊行済)。 今年度はそれらの基礎作業を踏まえて、現代漢語方言の地理分布の示す意味、揚雄『方言』に基づく漢代の方言区画などについて研究を行い、更にこれら言語班の作成した分布図を元として人文・自然地理班において各人の専攻領域における様々の現象の地理分布との総関関係を検討した。 そして、1999年12月20日から21日まで青山学院大学において関係領域の講演者も招待して「言語類型地理論シンポジウム」なる公開討論会を開催した。その第一主題は本プロジェクトの課題名でもある「中国の言語地理と人文・自然地理」であり、言語班・現代方言小組より現代漢語方言の分布につき概括的発表を行い、言語班・古代方言小組より揚雄『方言』の《方言》区画につき計量的分析も含めた発表を行い、それらにつき考古学・文化地理学の立場からのコメントを与えた。第二主題は「世界諸言語の類型地理とその意味」であり、世界全体における言語分布から中国の言語地理を捉えるためのパースペクディブを提起した。ただし、主な発表者としてはそれぞれの領域で先駆的・包括的な研究を行っている研究者に講演依頼をし、言語分布と古気候学・人類学の立場からの発表も行った。 以上の研究を『報告書』第7分冊として、また揚雄『方言』の会読・研究の成果を『報告』第六分冊として刊行する予定である。
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