研究課題/領域番号 |
09304048
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地質学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
足立 守 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 教授 (10113094)
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研究分担者 |
竹内 誠 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (80273217)
山本 鋼志 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (70183689)
鈴木 和博 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 教授 (90111624)
小嶋 智 岐阜大学, 工学部, 教授 (20170243)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
29,600千円 (直接経費: 29,600千円)
1999年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1998年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1997年度: 25,500千円 (直接経費: 25,500千円)
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キーワード | 始生代砕屑粒子 / CHIME法 / ICP分析 / 美濃帯 / 飛騨帯 / 四万十帯 / ジルコン / モナザイト / シルコン / 始生代 / 砕屑岩 / ICP質量分析計 / 希土類元素 |
研究概要 |
CHIME法(トリウム-ウラン-全鉛アイソクロン法)という新しい年代測定法を駆使した名古屋大学グループの最近の年代研究によって、日本列島のルーツは約30億年前の始生代(Archean)にさかのぼることが明らかとなった(Suzuki and Adachi, 1991; 足立・鈴木、 1993など)。始生代の岩石は、日本付近では中国北部等のごく限られた地域にのみ分布していることから、始生代の砕屑粒子は日本列島の起源を考える上で第一級の情報となる。本研究は、日本列島の形成史解明の一環として、始生代の砕屑粒子が日本の"どの地質帯の""どのような砂岩に""どのような形で""どの程度"依存するかを、砂岩の岩石学的検討、砕屑粒子のCHIME年代測定、ICP質量分析計による砂岩の化学組成解析、によって明らかにする目的で行われた。 本研究で取り扱った砕屑岩は、主として西南日本内帯の美濃帯・飛騨帯及び西南日本外帯の四万十帯の砂岩である。これらについて、(1)砕屑性ジルコン・モナザイト・ゼノタイム・アラナイトのCHIME年代測定、(2)ICP質量分析計による砂岩とそれに付随する泥質岩の主成分・微量成分組成の解析を重点的に行った。とりわけ、ジルコン・モナザイト・アラナイト等に含まれる希土類元素(REE)のICP分析に関する問題点を詳しく検討した。砕屑性ジルコンのCHIME年代測定の結果、20億年前後の年代を示す粒子は多く存在するが、25億年以前(すなわち始生代)の粒子は少ないこと、さらに30億年以前の粒子はごくまれであることが判明した。
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