研究課題/領域番号 |
09305007
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用光学・量子光工学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
一岡 芳樹 大阪大学, 大学院・工学研究科, 教授 (30029003)
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研究分担者 |
小西 毅 大阪大学, 大学院・工学研究科, 助手 (90283720)
谷田 純 大阪大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (00183070)
伊東 一良 大阪大学, 大学院・工学研究科, 教授 (80113520)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
39,400千円 (直接経費: 39,400千円)
1999年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1998年度: 7,300千円 (直接経費: 7,300千円)
1997年度: 29,100千円 (直接経費: 29,100千円)
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キーワード | 時空間光情報処理 / 光情報処理 / 光コンピューティング / 極短光パルスレーザ / 超高速光計測 / 時間-周波数変換 / 非線形光学 / 光学素子 / 極短繰り返しパルスレーザー / 時空間変換 / パルス整形 / 時間一周波数変換 / 光学的ウエイブレット変換 / 空時間変換 / 超高速光情報処理 |
研究概要 |
本研究の目的は、21世紀の光度情報通信社会で爆発的に受容が高まると予想される、高分解能視覚情報(画像)を高い時間分解能で高速に処理・伝送しうる次世代の情報処理・伝送パラダイムの基本となる時空間光情報処理の基礎研究を行うことである。この目的に対し、まず、われわれが考案した光シリアル情報処理と光並列情報処理との間の情報の次元変換を実現する新しいインターフェースである時空間光情報技術の実験システムを試作し、原理実証を行った。その過程で、現在提案されている超高速計測技術との整合性および優位性を確認した。さらに、時空間光情報変換技術を基本とした超高速時間→2次元空間光情報変換システムを試作し、情報形態変換の実証実験を行った。試作システムは、SHG結晶を用いた時空間変換システムと空間領域のフィルタリングシステムによる時間-周波数変換システムとから構成した。文字画像が時間と周波数の関係として得られるようにパルス整形した変調フェムト秒パルスからその時間と周波数の関係として、文字画像を超高速に変換・出力することに成功した。本研究で得られた研究成果から、光の持つ時間と空間の多次元性を活かすことによる超高速処理と超並列処理の融合した新しい光情報処理パラダイムの開拓に対してきわめて有益な知見を得ることができた。
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