配分額 *注記 |
25,400千円 (直接経費: 25,400千円)
1999年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1998年度: 6,700千円 (直接経費: 6,700千円)
1997年度: 17,000千円 (直接経費: 17,000千円)
|
研究概要 |
1.高周波グラインダー旋回台に高周波スピンドルを搭載して「三次元内研砥石台」が完成し、それをNC旋盤に搭載して「ボールめねじ内研創成装置」が完成した.「三次元内研砥石台」の傾き角および旋回角の変化に対し,砥石中心位置の変動は±5μm以内で十分な性能であることが確認された. 2.砥石軸を傾き角および旋回角からなる三次元に設定した状態における,ボールめねじ工作物と砥石の間の三次元的な相互干渉過程のシミュレーション法が確立され,普通形状砥石(JIS1号平形縁形F)の使用によるゴシックアーチ断面のボールめねじの内研創成が可能であることが確認された. 3.ボールめねじの内研創成実験に替えて,普通形状砥石(JIS1号平形縁形N)の使用による通常の「めねじ」の内研創成法が確立された.これを通じボールめねじの内研創成法の確立に確信が得られた. 4.普通形状砥石(JIS1号平形縁形状F)を使用し,砥石軸を三次元に設定して対向するねじ面を別々に加工する方式によるボールめねじ(ボールナット)の内研創成実験がなされた.これを通じ内研創成されたボールめねじの系統誤差を考慮した精度は十分であり,本内研創成法の確立がなされた. 5.不整形砥石によるボールめねじの内研創成法の確立に替えて,不整形砥石によるボールねじ軸の創成法が確立され創成実験がなされた.これを通じ条件によっては整形砥石によるよりも高い精度が得られることが確認され,不整形砥石によるボールめねじ内研創成法の確立に確信が得られた. 6.不整形砥石の砥石形状の非接触による測定に付随して,測定器の特性に起因する不鮮明な測定データを鮮明化するための方法が確立され,広い応用の可能性が見いだされた. 7.ボールめねじ内研創成法の開発に付随して,ボールねじ鋼球の運動解析が理論的になされた.
|