研究課題/領域番号 |
09305023
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
電子デバイス・機器工学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
小柳 光正 東北大学, 大学院・工学研究科, 教授 (60205531)
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研究分担者 |
栗野 浩之 東北大学, 大学院・工学研究科, 講師 (70282093)
羽根 一博 東北大学, 大学院・工学研究科, 教授 (50164893)
江刺 正喜 東北大学, 未来科学技術共同研究センター, 教授 (20108468)
柳 基鎬 東北大学, 大学院・工学研究科, 助手 (20270811)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
37,100千円 (直接経費: 37,100千円)
1999年度: 4,600千円 (直接経費: 4,600千円)
1998年度: 11,500千円 (直接経費: 11,500千円)
1997年度: 21,000千円 (直接経費: 21,000千円)
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キーワード | 視覚情報処理 / リアルタイム / 学習機能 / 連想機能 / ニューラルネットワーク / 並列処理 / 3次元積層技術 / 張り合わせ技術 / 三次元積層技術 |
研究概要 |
2次元の半導体イメージセンサと2次元状に配置した増幅器やADコンバータ、プロセッサなどを搭載した集積回路を多層に積層化した新しいマイクロ視覚情報処理システムについて研究した。このシステムでは2次元の画像データを2次元のまま扱うことができるので、超高速の画像処理が可能になる。このようなシステムの有効性を更に高めるためには、システムからの出力データを高速に、かつ効率的に転送することが重要となる。そこで、ニューラルネットワークの学習、連想機能を利用してデータ圧縮、復元することにより、高速に、効率的にデータ転送する方法を提案した。このような学習、連想機能を有する積層型マイクロ視覚情報処理システムの実現を目指して、超並列パイプライン画像処理アルゴリズムとデータ圧縮・復元のための連想回路の検討を行った。また、このような積層型マイクロ視覚情報処理システム実現の鍵を握る新しい三次元集積化技術の開発を行った。この三次元集積化技術を用いて、積層型視覚情報処理システムの基本評価に使える積層型イメージセンサチップを実際に試作し、良好に動作することを確認した。このイメージセンサチップには積層型マイクロ視覚情報処理システムのイメージセンサ回路と増幅回路が搭載されている。実験結果から、明暗比で1000倍の光電変換特性が得られることが確認された。 以上のように、三次元集積回路である積層型イメージセンサチップの良好な動作を確認すると同時に積層型マイクロ視覚情報処理システム実現のための基礎的検討を成功裏に終えることができた。
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