研究課題/領域番号 |
09306013
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
水産学一般
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研究機関 | 東京水産大学 |
研究代表者 |
隆島 史夫 東京水産大学, 水産学部, 教授 (60041703)
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研究分担者 |
吉崎 悟朗 東京水産大学, 水産学部, 助手 (70281003)
廣野 育生 東京水産大学, 水産学部, 助手 (00270926)
青木 宙 東京水産大学, 水産学部, 教授 (00051805)
ストルスマン C. A. (ストルスマン C.A. / ストルスマン C. A) 東京水産大学, 水産学部, 助手 (10231052)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
24,400千円 (直接経費: 24,400千円)
1999年度: 4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
1998年度: 4,900千円 (直接経費: 4,900千円)
1997年度: 15,000千円 (直接経費: 15,000千円)
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キーワード | ニジマス / アクチビン / インヒビン / 遺伝子 / in situ ハイブリダイゼーション / 免疫学的検出 / 遺伝子解析 / 生殖線 / 遺伝子の発現 / cDNA / 精巣 / 卵巣 / 性成熟 |
研究概要 |
ニジマスのインヒビンα鎖、アクチビンβA鎖およびβB鎖のcDNAをクローン化し、それらの構造解析を行ったところ、成熟タンパク質領域では、ヒトの各鎖に対してそれぞれ約60%、83%および87%と高い相同性が認められた。インヒビンα鎖遺伝子は約1.8kbよりなり2個のエクソンと約200bpのイントロンよりなっていた。アクチビンβB鎖遺伝子は約8kbよりなり約6,000bpの1個のイントロンを含む2エクソンより構成されていた。両遺伝子のエクソン-イントロンの分断位置はヒトのものと同じであった。しかし、インヒビンα鎖のイントロンの長さはヒトのものと比べて極端に短いものであった。 βA鎖遺伝子の発現が認められたのは心臓のみであった。一方、βB鎖遺伝子の発現は肝臓、腎臓、脳、脾臓、胆嚢、筋肉、卵巣および血液細胞で認められた。特に、卵巣と脳での発現量は他の器官に比べて高かった。 ニジマスのアクチビンβA鎖およびβB鎖およびインヒビンα鎖遺伝子の生殖腺における発現細胞は、精巣では包嚢を取り囲む間質細胞において、卵巣では顆粒膜細胞や莢膜細胞において確認できた。一方、細胞質にマクロファージが観察できる退縮しつつある卵では、これらの遺伝子の発現は顆粒細胞層に認められた。また、遺伝子の発現量は、精巣および卵巣ともに季節性は見られなかった。 タンパク質レベルでのアクチビンの局在性をヒトのアクチビンに対するボリクローナル抗体を用いて調べたところ、脳下垂体、腎臓、心臓、卵巣、精巣においてアクチビンの存在が認められた。生殖腺におけるアクチビンのタンパク質レベルでの季節的変動について調べたところ、卵巣では卵形成のほぼ全時期を通じて顆粒膜細胞に陽性反応が認められ、排卵直後の卵巣ではその反応が減衰した。一方、精巣では精子の退化過程において、セルトリ細胞に陽性反応が認められたが、精子形成時期では認められなかった。
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