研究課題/領域番号 |
09307013
|
研究種目 |
基盤研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
循環器内科学
|
研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
多田 道彦 大阪大学, 医学部, 教授 (90093434)
|
研究分担者 |
大津 欣也 大阪大学, 医学部, 助手 (20294051)
西田 昌司 大阪大学, 医学部, 助手 (40283783)
葛谷 恒彦 大阪大学, 医学部, 助教授 (80150340)
星田 四朗 大阪大学, 医学部, 助手 (80238732)
|
研究期間 (年度) |
1997 – 1998
|
研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
|
配分額 *注記 |
37,400千円 (直接経費: 37,400千円)
1998年度: 14,600千円 (直接経費: 14,600千円)
1997年度: 22,800千円 (直接経費: 22,800千円)
|
キーワード | Caシグナリング / 筋小胞体 / Ca遊離チャネル / ホスホランバン / 心不全 / 遺伝子発現 / Caジクナリング / カルシウムシグナリング / 興奮収縮連関 / 筋小胞体カルシウム遊離チャネル / 心筋症 / 遺伝子診断 |
研究概要 |
興奮収縮連関における筋小胞体の中心的な働きを考えると、心肥大、心不全状態にみられるCaシグナリング蛋白質の発現変化による筋小胞体の機能変化は心機能に重大な影響を与えることが理解される。我々はCa遊離チャネル、ホスホランバンに焦点をあて各遺伝子の5'上流領域におけるプロモーター領域を確定した。心筋小胞体Ca遊離チャネルを骨格筋に発現させない配列がE-boxであることを同定した。そこには新たなbHLH型の転写因子が結合することが予想された。ホスホランバンの発現には転写因子NY-Yが重要な働きをしていた。さらにCaシグナリング蛋白質の構造機能連関検討した。ホスホランバン-Ca ATPaseの蛋白質間相互作用の分子機構を明らかにした。その結果ホスホランバンの機能単位はモノマーであり、オリゴマーはモノマーのプールとして働いていることが示唆された。そしてモノマー-オリゴマーは動的平衡にあることが予想された。またコネクシンチャネルの構造形成にはダイサルファイド結合が必須であった。またコネクシンは心筋細胞ではZO-1と結合していることを明らかにした。さらには肥大型、あるいは拡張型心筋症におけるCaシグナリング蛋白質遺伝子変異の関与を約200例の心筋症患者において検討した。その結果細胞骨格遺伝子のデルタサルコグリカンならびにホスホランバンには変異が検出できなかった。その発症には疾患関連遺伝子としてHLA抗原の関与が示唆された。
|