研究課題/領域番号 |
09307038
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
麻酔・蘇生学
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
細川 豊史 京都府立医科大学, 医学部, 助教授 (80165555)
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研究分担者 |
廣瀬 宗孝 (広瀬 宗孝) 京都府立医科大学, 医学部, 助手 (50275228)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
27,100千円 (直接経費: 27,100千円)
1998年度: 10,500千円 (直接経費: 10,500千円)
1997年度: 16,600千円 (直接経費: 16,600千円)
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キーワード | 免疫 / 麻酔 / 手術侵襲 / ストレス / 交感神経 / サイトカイン / Tリンパ球 / ヘルペ-Tリンパ球 |
研究概要 |
今回の研究の目的の一つはヘルパーT細胞やナチュラルキラー細胞のサイトカイン発現パターン解析を行うための新しい方法の開発にあった。つまり直接的にmononucler細胞分画からフローサイトメトリーにて細胞振り分けによりヘルパー細胞やナチュラルキラー細胞を取り出し,さらにELISPOT法により当該細胞から各種サイトカインの発現細胞数を求め,Th1,Th2細胞への分化の定量とサイトカインの発現率の変化を定量するという方法を再現性のある検査法とすることにあった。 1) Th1とTh2の識別にはLAG-3とCD30を用いる方法では再現性のある結果を得ることはできなかった。 2) 直接サイトカインに対する抗体反応を見る細胞質内サイトカインのIFNγ、TNFβでTh1をIL-4、IL-5、IL-10、IL-13でTh2振り分ける方法のうち、CD4添加の後、抗IFNγとIL-4を用いた方法を行ったが手術侵襲の前後にて検出はできなかった。 3) 当初予定した上記の方法では再現性のある末梢神経レベルでのTh系のサブポピュレーション変化を捉える方法は開発できなかったが、表面膜抗原を変えて施行した結果から現在臨床的に施行可能な方法が開発できそうである。 4) また新たにγδ-T細胞は現在、Responding Cellとして重要視されているがこの中心的サブユニットであるαβタイプでない最前線で機能するγδタイプの末梢血液での変化をCD3とTCRγ/δを用いて検討した結果術中における変動を捉えることができた。 いずれも初期のプロトコールによる結果は得られたがこれをベースに現在その結果の解析と再現性獲得のための追加実験を行っている。
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