研究分担者 |
加藤 喜郎 日本歯科大学, 新潟歯学部, 教授 (20060452)
河野 篤 鶴見大学, 歯学部, 教授 (00064345)
田上 順次 東京医科歯科大学, 歯学部, 教授 (50171567)
宇野 滋 北海道大学, 歯学部附属病院, 講師 (00168733)
岩久 正明 新潟大学, 歯学部, 教授 (70013927)
福島 正義 新潟大学, 歯学部・附属病院, 講師 (30156773)
鳥井 康弘 岡山大学, 歯学部, 助教授 (10188831)
片山 直 明海大学, 歯学部, 教授 (10105596)
新谷 英章 広島大学, 歯学部, 教授 (80034239)
|
配分額 *注記 |
38,400千円 (直接経費: 38,400千円)
1999年度: 5,200千円 (直接経費: 5,200千円)
1998年度: 6,800千円 (直接経費: 6,800千円)
1997年度: 26,400千円 (直接経費: 26,400千円)
|
研究概要 |
1. セレイおよびセレックインレーの窩壁適合性におよぼす窩洞形態の影響を調べた結果,いずれの製作法を用いても,3種類の窩洞形態間に有意差がみられた。 2. レーザー光を応用した三次元曲面形状計測装置を用いて研究用模型の計測を試み,歯科用電気エンジンを取り付けた球面SCARロボットを用いて再構築を行ったところ,元の形態をほぼ再現することができた。 3. セレイポーセレンブロックの厚さの違いによる色の変化を調べたところ,a^※値よりもL^※値,b^※値に大きく影響した。またKubelka-Munk方程式を用いて色予測を行うことが可能であった。 4. セレックインレー専用ポーセレンのin vitro摩耗量は,高密度フィラー配合コシポジットレジンに比べ有意に少なかった。しかし対合エナメル質の摩耗量は,ポーセレンのほうが大きかった。 5. 2級ポーセレンインレー修復物の平均セメント層の厚さは,セレック2群では53.8〜156.1μm,焼成群では51.6〜73.7μmであった。 6. CAD/CAMシステムGN-1を使用し,専用レジンブロックから加工したMODインレーの適合性は,スペーサーを使用して調整を行うことにより向上した。 7. セレックインレーとコンポジットレジン充填とを併用した2級コンビネーション修復物象牙質歯肉側窩縁部の辺縁封鎖性は,セレック単独インレーとほぼ同等であった。 8. セレック2ラミネートベニアの平均セメント層の厚さは,ディスクのみの切削法で277μm,ディスクとバーを併用したExtended Machining法で247μmであった。 9. セレックインレーの適合性は,合着材として使用したレジンセメントの重合収縮,熱膨縮により大きな影響を受けた。 10. レジンセメントの非膜厚さが増すと,摩耗深さも増加する傾向が認められた。また接着システムの応用はレジンセメントの摩耗を有意に減少した。 11. セレックインレーの6年目の臨床観察で,セメントラインの摩耗が15例中7例に,対合歯のエナメル質の摩耗が15例中5例に認められた。
|