研究課題/領域番号 |
09358003
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
前迫 孝憲 大阪大学, 人間科学部, 教授 (00114893)
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研究分担者 |
清水 康敬 東京工業大学, 社会理工学研究科, 教授 (10016561)
山内 祐平 茨城大学, 人文学部, 助教授 (50252565)
菅井 勝雄 大阪大学, 人間科学部, 教授 (40000294)
西端 律子 大阪大学, 人間科学部, 助手 (20249816)
黒田 卓 富山大学, 教育学部, 助教授 (80262468)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
19,200千円 (直接経費: 19,200千円)
1999年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
1998年度: 7,200千円 (直接経費: 7,200千円)
1997年度: 9,200千円 (直接経費: 9,200千円)
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キーワード | ATM / 遠隔教育 / ネットワーク / 映像 / VOD / マルチメディア / 遠隔講義 / 映像配信 / 伝送 / 衛星 |
研究概要 |
本研究は、マルチメディアによるリアルタイム双方向の遠隔教育環境を実現する学習・教育システムを構築すると共に運用を通して問題点を検討すること、および多地点を対象とした映像配信を行うネットワークシステムの開発を目的とした。研究を実施した3年間に、実験用ATMネットワークは国内外で相互接続され、映像伝送もMPEG2、DVと多様化するなど通信技術は急速な進歩を見せた。しかし、ネットワークを利用した遠隔教育環境の実現を図るには、さまざまな課題を検討する必要があった。本研究では遠隔講義を継続して実施し、双方向性を向上させるための遠隔講義室の構成や映像・音声の伝送方法、映像・音声を補完するレスポンスアナライザやWEBサーバなどの機能、遠隔教室内で講師を支援するTA(アシスタント)や、学習者の状況を講師にフィードバックするビデオカメラ操作者の役割など、関連装置と学習者や支援者に関わる幅広い内容の検討を行った。さらに、討論授業など双方向の遠隔教育環境を活かした抗議方式についても実践を通して検討した。その他、世界各国の衛星テレビ番組の教育利用についての調査や、受信および学内映像配信の試行的な運用を行った。また、多地点への映像配信方式を検討するため、実験的に大学で行われたシンポジウムのインターネット配信を複数地点から実施した他、通信衛星3基を中継に利用した世界配信や複合した通信網を利用する質疑応答などを行い、技術的な問題から社会的な内容に至る幅広い課題を抽出した。
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