研究課題/領域番号 |
09358013
|
研究種目 |
基盤研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
構造生物化学
|
研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
遠藤 正彦 弘前大学, 医学部, 教授 (20004616)
|
研究分担者 |
伊東 信 九州大学, 大学院・生物資源環境科学研究科, 助教授 (40253512)
山本 憲二 京都大学, 大学院・農学研究科, 教授 (70109049)
長谷 純宏 大阪大学, 大学院・理学研究科, 教授 (80028232)
伊藤 和央 大阪市立大学, 理学部, 講師 (20183171)
竹川 薫 香川大学, 農学部, 助教授 (50197282)
傘 育子 (傘 郁子) 北里大学, 医学部, 助手 (00184458)
堀田 恭子 北里大学, 医学部, 教授 (10050402)
|
研究期間 (年度) |
1997 – 2000
|
研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
|
配分額 *注記 |
32,600千円 (直接経費: 32,600千円)
2000年度: 5,200千円 (直接経費: 5,200千円)
1999年度: 7,000千円 (直接経費: 7,000千円)
1998年度: 7,800千円 (直接経費: 7,800千円)
1997年度: 12,600千円 (直接経費: 12,600千円)
|
キーワード | エンド型グリコシダーゼ / 糖転移反応 / ペプチドへの糖鎖導入 / 糖鎖の切り出し / 複合糖質 / 橋渡し部分 / 糖鎖工学 / 糖タンパク質 / 糖脂質 / プロテオグリカン / 糖鎖切り出し / 糖鎖組み換え / 糖鎖限定分解 |
研究概要 |
研究目的 本研究組織は、全員が自ら新規のエンド型グリコシダーゼを発見した研究者によって構成されている。特にこの酵素は、複合糖質のコアペプチドまたはコアのリピドと糖鎖の結合における正に橋渡し部分に作用し、コアから長鎖の糖鎖を遊離させる。:N-グリカンに作用するエンド-β-N-アセチルグルコサミニダ-ゼ、エンド-α-マンノシダーゼ、O-グリカンに作用するエンドα-N-アセチルガラクトサミニダーゼ、プロテオグリカンに作用するエンド-β-キシロシダーゼ、-ガラクトシダーゼ、-グルクロニダーゼ、グリコリピドに作用するグリコセラミダーゼ。したがって、この特異的な性質の利用することにより、新しい糖鎖工学的研究の道を拓くことを目的とした。 研究方針 これらの酵素についてそれぞれ、以下のように進められてきた。 (1)酵素の精製法の確立及び酵素の性質を明らかにすること。 (2)この酵素を用いて、複合糖質からの糖鎖切り出し(遊離)法を確立すること。 (3)この酵素を用いた糖鎖転移と糖鎖再構築の方法を確立すること。 研究成果 (1)各酵素の精製法は確立し、その酵素学的性質はすべて明らかになった。尚、一部の酵素についてはクローニングも進んでいる。 (2)本酵素を用いて、複合糖質のコア(ペプチドまたはリピド)の結合部位を切断し、糖鎖を切り出す方法が確立された。 (3)各酵素について、加水分解反応の逆反応としての糖転移反応を用いて、糖転移及び糖鎖再構築のための条件が見出された。しかし、これらの各々の反応条件が異なっているので、その効果的条件を確立することが今後の重要な課題である。
|