研究課題/領域番号 |
09400010
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究機関 | 工学院大学 |
研究代表者 |
大橋 秀雄 工学院大学, 工学部, 学長 (90010678)
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研究分担者 |
水谷 惟恭 東京工業大学, 工学部, 教授 (60016558)
山内 睦文 名古屋大学, 大学院・工学研究科, 教授 (40115647)
大中 逸雄 大阪大学, 大学院・工学研究科, 教授 (00029092)
山本 尚 名古屋大学, 大学院・工学研究科, 教授 (10135311)
平川 兼爾 (平川 賢爾) 九州大学, 大学院・工学研究科, 教授 (30264097)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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キーワード | 工学教育 / 技術者教育 / 教育評価 / 認定制度 / アクレディテーション / 技術者 / カリキュラム / 教育成果 / 教育プログラム / 質的保証 / 評価 / エンジニア |
研究概要 |
本年度の目的は、1)モデルカリキュラム試案の改善・公表、2)工学教育評価システム案の策定・調査、3)これらに基づいたいくつかの大学の工学教育プログラム評価のための試行についての検討 である。 初年度(平成9年度)は国内外のアクレディテーションシステムや教育プログラムの評価方法について文献調査等を行い、日本型システムの基本案を作成した。また、工学教育とエンジニア教育の違いなどについて考察した。さらに、アクレディテーションおよびプロフェッショナル・エンジニアに関する大学、産業界での認識の現状、好ましいシステムのあり方などについてアンケート調査を行った。(回答数約3000)その結果、現在の日本におけるシステムは国際的には不十分であり、国際的に整合性のある新しいシステムを作るべきであるという意見が非常に多いことが判明した。 平成10年度には工学教育プログラムが評価制度のひとつとして欧米で確立している認定制度について調査し、日本型の認定制度案を作成した。さらに、この「日本技術者教育認定制度(案)」について大学、学会、産業界などの意見を聴取して、その後の参考とした。 最終年度(平成11年度)これまでの本研究成果を基盤として、吉川弘之放送大学学長を会長とする「日本技術者認定機構」が平成11年11月19日に設立された。また、工学教育あるいは技術者教育プログラムの評価方法について検討し、原案を作成した。すなわち、認定基準においては、評価項目として、教育プログラムの目的・目標、具体的教育成果、カリキュラム等の教育方法、教育施設・環境、教育改善システムなどとし、教育成果としては、全分野に要求する共通基準と専門分野別に要求する分野別基準に分けた。評価については、自己点検書と実地審査にて行うことにした。 今後、このような基準と評価方法にて工学教育プログラムの評価・認定が可能かどうかを確かめるために、学協会、大学に協力を依頼し、試行を進めている。
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