研究課題/領域番号 |
09410058
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学(含社会福祉関係)
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研究機関 | 佛教大学 |
研究代表者 |
富田 英典 佛教大学, 社会学部, 教授 (50221437)
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研究分担者 |
富田 和広 (富田 和弘) 広島女子大学, 国際文化学部, 助教授 (50285417)
中根 光敏 広島修道大学, 人文学部, 助教授 (40212089)
志村 哲郎 山口県立大学, 社会福祉学部, 教授 (50264982)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
11,500千円 (直接経費: 11,500千円)
1999年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1998年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1997年度: 6,500千円 (直接経費: 6,500千円)
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キーワード | サービス社会 / 家族 / 高齢化 / ハンディキャップ / 情報 / 青少年 / 性 / サービス化 / 情報化 / 消費文化 / 都市 / サービス / 消費 |
研究概要 |
今日のサービス化現象は、産業構造の変化にとどまらず、生活全体のサービス化を出現させている。本研究の目的は、サービス化が社会生活全体にどのような影響を及ぼしているのか、都市における日常生活全般にどのような変化を生み出しているのかを社科学的な視点から総合的に研究することにある。本研究では、以上の目的を達成するために、アンケート調査とフィールド・ワークを併用し、さらに、既存のデータや資料・文献などを積極的に活用しながら、現代社会におけるサービス化現象の全体像を描き出した。その結果、次のような知見が得られた。サービス化の進展は、家族的親密性を今後いっそう家族の内外にわたって広く拡張させ希薄なものとさせていく可能性がある。外部のサービスを主体的に選択していたはずの個人は、いつの間にかこのようなサービス提供システムに従属してしまうようになる。その弊害は子どもたちに現れている。文部省は教育改革の中で「体験すること」を重視しており、農業と教育の連携は、食、自然、生命、人々のつながりを教える格好の機会となり得る。「性・モノ」のサービス領域に関しては、「性の商品化」の進行によって、性商品を欲望する主体であり買い手であるはずの男性が、単なる「商品ではない性を欲望する主体」として構成されていくというパラドクスを発生させている。また、サービス化社会の進展の中で、中小・零細企業の工場だけでなく、レジャー産業や飲食産業などのサービス分野に多数の在日外国人が進出し活躍し、生活習慣や文化的差異による新しいコミュニケーション上の問題が発生している。さらに、今日のサービス化現象は、わが国における情報化の展開の中で新しいメディア感覚とキッズ・マーケットの変化、さらには家族観の変化を生み出している。また、急速に進む高齢化は、消費意欲が高く活動的な健康な高齢者向けサービスの需要を生み出しているのである。
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