研究課題/領域番号 |
09410113
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
国文学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
日野 龍夫 京都大学, 文学研究科, 教授 (00044727)
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研究分担者 |
大谷 雅夫 京都大学, 大学院・文学研究科, 教授 (80152172)
木田 章義 京都大学, 大学院・文学研究科, 教授 (30131486)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
5,600千円 (直接経費: 5,600千円)
1999年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1998年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1997年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
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キーワード | 中国文学 / 日本文学史 / 服部南部 / 不尽言 / 碧厳録 / 万葉集 / 本居宣長 / 物のあわれ / 碧巌録 / 松ヶ岡文庫 / 漢詩文 / 比較研究 / 受容史 |
研究概要 |
研究代表者日野龍夫は、3年間の間、一貫して近世の漢詩文集の研究を行い中国漢詩文の近世漢詩文への影響については、かなりの成果があった。また、服部南部の伝記や本居宣長の先生である堀景山の随筆『不尽言』の注釈的な研究も行った。 研究分担者木田章義は、中世五山文学の研究を行った。五山文学関係の文献目録作成し、五山版の調査も行った。その中で、『碧巌録』の受容の問題を中心に研究を進め、『碧巌録』の日本国内での受容と注釈の歴史をたどり、寿岳本『碧巌録』の性格を明らかにした。 研究分担者大谷雅夫は、『萬葉集』から中古・中世の和歌文学における漢詩文受容について研究した。成果としては、『萬葉集』の注釈という形で、まとめつつある。また、七夕歌が中国文学をどのように受容したか、また『新古今集』時代の和歌が平安時代の日本人の漢詩文からどのような影響を蒙ったかについて考え、詩の表現が和歌に受容される諸相を明らかにすることを通じて、和歌と漢詩、双方の表現の特色を知ることに努めた。 平成9年度に、内閣文庫等に所蔵される漢詩文集の調査を行い、10年度に、それらの中、必要な資料を選択、紙焼き写真として入手した。インターネットを活用して、多くの資料も入手した。
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