研究課題/領域番号 |
09440062
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
解析学
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研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
相川 弘明 島根大学, 総合理工学部, 教授 (20137889)
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研究分担者 |
村田 實 東京工業大学, 理学部, 教授 (50087079)
水田 義弘 広島大学, 総合科学部, 教授 (00093815)
杉江 実郎 島根大学, 総合理工学部, 教授 (40196720)
古用 哲夫 島根大学, 総合理工学部, 教授 (40039128)
山崎 稀嗣 島根大学, 総合理工学部, 教授 (70032935)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 6,500千円)
1998年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
1997年度: 3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
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キーワード | ポテンシャル / 調和 / 優調和 / 可積分性 / coarea公式 / 容量 / 細位相 / 極値的長さ / パーターベーション / マルチン境界 / キャパシティ |
研究概要 |
研究代表者の研究成果を中心にして述べる。 ・ 楕円形微分方程式の解の詳しい性質はGreen関数,Green作用素によって表される。これらについて次の研究を行った。 (i) Green作用素のノルム評価 (ii) 摂動によるGreen関数の変化 (iii) 摂動からみちびかれる優調和関数の可積分性 (iv) coarea公式による摂動へのアプローチ ・ 古くから考察されてきた極値的長さを一般化し、2つの集合を結ぶ極値的距離と、2つの集合を切断する極地的幅との逆数関係式を示した。さらに、ベクトル測度に極値的長さを拡張し、退化する楕円型方程式に付随した容量との関連を与えた。これは研究協力者大津賀 信との共同研究である。 ・ 細位相を用いて,不連続な優調和関数に対して一般化されたCranstonとMcConnellの不等式が成立することを示した。これは1996年のJ.Analyse Math.の論文の拡張である。 ・ 細位相と集積値集合,境界値に関する相互関係や,境界Harnack原理とMartin境界などについて,研究協力者の水谷友彦やGardinerと共同研究を行った。これらの結果は投稿中である。
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