研究課題/領域番号 |
09440097
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
素粒子・核・宇宙線
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
小松原 哲郎 筑波大学, 物理学系, 講師 (10195852)
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研究分担者 |
静間 俊行 日本原子力研究所, 関西研究所, 研究員 (50282299)
橋本 幸男 筑波大学, 物理学系, 講師 (50189510)
古野 興平 筑波大学, 物理学系, 教授 (40015772)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
8,700千円 (直接経費: 8,700千円)
1999年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1998年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1997年度: 7,600千円 (直接経費: 7,600千円)
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キーワード | ガンマ線 / 奇奇核 / 直線偏光 / 原子核構造 / ガンマ線直線偏光 / ゲルマニウム検出器 / 高スピン |
研究概要 |
奇数個の陽子と奇数個の中性子から構成される奇奇核は一般に構造が複雑である。励起準位の間のガンマ線遷移は100keV以下の低エネルギーである場合もあり、また、これらの準位のスピンとパリティを測定する事は原子核構造の研究の上で最も重要な測定のひとつである。そこで、この奇奇核に予想される低エネルギーガンマ線の電磁的多重度を測定する為に、5分割セグメント型ゲルマニウム検出器によるガンマ線直線偏光測定器を開発した。 5分割セグメント型ゲルマニウム検出器は既存のガンマ線検出装置「クリスタルボール」の組み込んで使用しできる様に設計した。標準線源ならびにインビーム分光実験を行い直線偏光のテスト実験を行った。 また、セグメント型には他にも様々な形状が考えられ、モンテカルロ計算による模擬計算を行った。その結果、4分割セグメント型の直線偏光検出感度は、2〜3倍程度良いと推定される。 これまでの我々の実験と他のグループの報告を比較すると、セシウムアイソトープの奇奇核の原子核構造は系統的に不自然な点があった。これを確認する為に追試実験として^<120>Csと^<122>Csの原子核構造を調べた。その結果、これまでの報告にほぼ一致する構造が確認された。即ち、奇奇核セシウムアイソトープは中性子の変化に対し不連続に変化する箇所がある事が確認された。
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