研究課題/領域番号 |
09440212
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
有機化学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
高橋 保 北海道大学, 触媒化学研究センター, 教授 (30163273)
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研究分担者 |
原 隆一郎 北海道大学, 触媒化学研究センター, 助手 (30281851)
コトラ マーティン (KOTORA Marti) 北海道大学, 触媒化学研究センター, 助教授 (60281846)
席 振峰 北海道大学, 触媒化学研究センター, 助手 (90292060)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
11,500千円 (直接経費: 11,500千円)
1999年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1998年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1997年度: 6,900千円 (直接経費: 6,900千円)
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キーワード | ジルコニウム / 炭素-炭素結合切断 / ジルコナサイクル / ジハロピリジン / キノリン / イソキノリン / ジルコナシクロペンタジエン / ジルコナシクロペンタジュン / ジルコニウム錯体 / シルコノセン・エチレン錯体 / ジルコナシクロペンテン / 不飽和ケトン / ホモアリルアルコール / 炭素-炭素結合の活性化 / 炭素-炭素結合生成反応 / 単結晶X線構造解析 / 炭素炭素結合切断 / ジルコナミクロペンテン / ジエン / アセチレン / ビニルブロミド / カップリング / ビニル基 |
研究概要 |
2価のジルコノセン上で不飽和化合物をカップリングさせると5員環のジルコナサイクルが収率良く生成する。このジルコナサイクルの炭素-炭素結合を切断し、他の不飽和化合物をカップリングさせることにより、数多くのジルコナサイクルを簡便に合成できるとともに、直接カップリングさせることができない不飽和化合物同士を収率良く反応させることができる有用な反応の開発を行ってきた。本研究ではこのようにして生成したジルコナシクロペンタジエンをさらに有用な中間体とするために、新規反応の開発をおこなった。2位と3位にハロゲンをもつ2、3-ジハロピリジンを合成し、この化合物に別途合成したジルコナシクロペンタジエンを銅塩存在下反応させるとピリジンの2位と3位で新しい炭素-炭素結合が生成してキノリン誘導体を収率よく与えることを見い出した。この反応は様々な置換基を持つジルコナシクロペンタジエンに対して有効であり、対応するキノリン誘導体を与えた。さらに、3位と4位にそれぞれハロゲンを持つ3、4-ジハロピリジンを文献に従って合成した。この3、4-ジハロピリジンに対しても同様にジルコナシクロペンタジエンと銅塩存在下反応させると予想通り、イソキノリンを得ることができた。イソキノリン生成反応についても様々な置換基にも利用できることさらに単環性化合物のみならず双環性化合物についても対応する化合物生成することを見い出した。
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