研究課題/領域番号 |
09440252
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
分離・精製・検出法
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
熊丸 尚宏 広島大学, 理学部, 教授 (50033816)
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研究分担者 |
岩本 悦郎 広島女子大学, 生活科学部, 教授 (80033918)
岡本 泰明 広島大学, 理学部, 助手 (40213988)
藤原 照文 広島大学, 理学部, 助教授 (80127703)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
14,800千円 (直接経費: 14,800千円)
1998年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1997年度: 13,500千円 (直接経費: 13,500千円)
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キーワード | オンライン気化導入 / ICP発光分析法 / ICP質量分析法 / 加熱石英セル原子吸光分析法 / 逆ミセルメディア-ルミノール化学発光分析 / 黒鉛炉原子吸光分析法 / タングステンコート L'vovプラットフォーム / 固定化酵素膜分離 / 加熱石英セル 原子吸光分析法 / 逆ミセルメディア・ルミノール化学発光分析 / オンライン気化導入法 / 固体試料の直接分析 / 金の原子化機構 / 有機リン酸の化学発光分析 / 固定化酵素膜 / 溶媒抽出・逆ミセルメディア化学発光分析法 |
研究概要 |
1. オンライン気化過程の導入: (1)W炉上にWキュベットを搭載し、それを反応場として用い、ミクロスケールでTl(I)を単に1000゚Cで加熱気化して加熱石英セルAASで定量する方法ならびにA1(III)とZr(III)をオキシン錯体に、またBi(111)をメチル化物にそれぞれ変換し、低温で加熱気化してICPに導入し、ICP-AESもしくはICP-MSで定量する方法を確立した。また、固体試料を分解試薬とともにWキュベットに取り、これを炉上に載せて段階的に加熱し、ICPに導入するPb、CdのICP-AESならびにCdのICP-MSを開発した。(2)電気加熱AASにおいて、L′vovプラットフォームに簡易にWコーティングする方法を開発し、Al合金などのGa,Inの定量に応用した。また、その炉による金の原子化機構を検討し、アスコルビン酸の化学修飾剤としての作用とその応用について議じた。 2. オンライン固定化酵素膜分解過程の導入: 微量の有機リン酸化合物の化学発光法による定量を可能にするため、試料溶液をアルカリホスホターゼ固定化膜に接触させてオルトリン酸に分解後、オンラインでヘテロポリ酸に変換し、これをルミノールの酸化に供試して、化学発光検出する新規な有機リン酸の定量法を開発した。 3. オンライン溶媒抽出過程の導入: オキシンによる鉄(II,III)を分別抽出した後、オンラインで導入する逆ミセルメディア化学発光検出系と結合させた鉄の化学種別定量法ならびにバナジウム(IV)をアセチルアセトン錯体として抽出後、同様にして化学発光定量する方法をそれぞれ開発した。
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