研究課題/領域番号 |
09440265
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
植物生理
|
研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
高宮 建一郎 (高宮 健一郎) 東京工業大学, 生命理工学部, 教授 (80037259)
|
研究分担者 |
島田 裕士 東京工業大学, 生命理工学部, 助手 (80301175)
増田 建 (増田 健) 東京工業大学, 生命理工学部, 助手 (00242305)
太田 啓之 東京工業大学, 生命理工学部, 助教授 (20233140)
|
研究期間 (年度) |
1997 – 1999
|
研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
|
配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
1999年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1998年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
|
キーワード | 光合成細菌 / Two-component制御システム / 光合成遺伝子 / pufオペロン / バクテリオクロロフィル / 光合成膜 / puf-オペロン / puc-オペロン / Two-component system / 二成分制御系 / 情報伝達系 / Rhodobacter sphaeroides |
研究概要 |
1.光合成細菌Rhodobacter sphaeroidesの2成分制御系の下流の遺伝子群をクローニングしたところ、spb,orf5,orf318およびahcY遺伝子が存在した。Spb遺伝子はRba.capsulatusのhvrA遺伝子のホモログであったが、破壊株の研究から、hvrAとは異なり、spbはリプレッサーであることが明かとなった。 2.orf318は新規の遺伝子で、これは大腸菌などのリポ多糖類生合成に関与する糖転移酵素にホモロジーを示したが、現在までのところその機能は未知である。 3.orf5の破壊株は親株よりも暗所・好気的条件での生育速度は遅かった。 4.好気性光合成細菌Rhodobacter denitrificansにもRhodobacterと同様な光合成調節遺伝子群が存在した。とくに、2成分制御系の遺伝子群はRhodobacter属のそれらと高いホモロジーを示した。しかし、それの下流の遺伝子は、ゲノム上のその配列や種類において多少異なっていた。たとえぱ、Rhodobacterには、spbあるいはhvrAに相当する遺伝子は少なくとも2成分制御系遺伝子群の近傍には存在しなかった。しかし、Rba.sphaeroidesに存在し、Rba.capsulatusには存在しないorf319のホモログorf329が存在した。 5.これらのことは、光合成細菌の種による酸素あるいは光による感受性の違いがこれらの下流の遺伝子群の機能と関連している可能性を示唆するものである。 6.今後はさらにこれら下流の遺伝子群の機能を詳細に調べるつもりである。
|