研究課題/領域番号 |
09450148
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報通信工学
|
研究機関 | 宇都宮大学 |
研究代表者 |
白石 和男 宇都宮大学, 工学部, 教授 (90134056)
|
研究分担者 |
松村 和仁 (村松 和仁) 宇都宮大学, 工学部, 教授 (70005297)
|
研究期間 (年度) |
1997 – 1998
|
研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
|
配分額 *注記 |
7,300千円 (直接経費: 7,300千円)
1998年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
1997年度: 4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
|
キーワード | 光通信 / 光ファイバ / スポットサイズ / 単一モード光ファイバ / 接続 / 分散補償ファイバ / 接続損失 / モード |
研究概要 |
当初の計画に沿って研究を進め、ほぼ全ての目標を達成することができた。主な成果を以下に示す. ○軸ずれや外径変動のない接続技術の確立 ファイバコア調芯機構を有する融着接続装置により、本研究用の最適接続条件を見いだした。試料の状態を外部モニタに映し出すことにより位置合わせ精度を向上させ、外径変動および軸ずれを、1μm以下に抑えることができるようになった。これにより機械的に精密な接続および再現性が確保できるようになった。 ○正確な変換ファイバ長設定技術の確立 グレーデッド形ファイバを光線の1/4ピッチに切断するための専用の治具を開発した。市販品は切断長を設定す機能はなく、そのまま流用した場合の切断長誤差は30μm程度あった。本治具により、この誤差を10μm以下に抑えることができるようになった。この技術は、本研究のみならず、他の光ファイバ応用技術分野にも大きな貢献になると考えられるものである。 ○変換ファイバの試作とその有効性の実験的検証 構造パラメータの異なるいくつかのグレーデッド形ファイバを用いて試作実験を行った。標準の単一モードファイバのスポット径を10.4μmから5.8μmに縮小できることを検証できた。さらにこのチップを用いることにより、標準ファイバと分散補償ファイバとの接続損失を、2.3dBから0.3dBにまで低減できることを明らかにすることができた。
|