研究課題/領域番号 |
09450150
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報通信工学
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
荒木 純道 東京工業大学, 工学部, 教授 (90016668)
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研究分担者 |
真田 幸俊 東京工業大学, 工学部, 助手 (90293042)
高田 潤一 東京工業大学, 理工学国際交流センター, 助教授 (90222083)
安藤 真 東京工業大学, 工学部, 教授 (90159533)
鈴木 博 東京工業大学, 理工学国際交流センター, 教授 (00282864)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
7,300千円 (直接経費: 7,300千円)
1998年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1997年度: 5,100千円 (直接経費: 5,100千円)
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キーワード | 高速移動体通信 / 伝搬路モデル / 時空間信号処理 / 適応信号処理 / 超解像法 / 遅延時間推定 / 到来方向推定 / DSP / 移動体通信 / 伝搬モデル / 超解像手法 / 遅延プロファイル / フェージング |
研究概要 |
移動体通信の爆発的な進展につれて、周波数の枯渇や容量不足が問題になってきている。また、画像伝送を始めとしたマルチメデア移動体通信に対する要求も高まってきている。こうした高速デジタル移動体通信を実現していくためには正確な伝搬路特性を表現するモデルの構築が不可欠である。更にそのような伝搬路特性を測定するシステムを構成しなければならない。 本研究では、デジタル通信方式の観点から高速デジタル移動体通信にための伝搬路特性(時間及び空間領域における)を正確に測定するシステムの構築を行なった。オフラインの測定系を構築すると共に、オンライン処理を可能にするDSP中心のハードウエア実装も試みている。特に、超解像手法を駆使し、限られたアレイアンテナ数、周波数点数のもとで、到来方向、遅延時間、到来信号レベルの同時推定の手法を開発した。これに関連してニューラルネットワークや凸2次計画法に基づくアルゴリズムの精密化が行なわれた。 更にそれらの成果を基に、適応的な時空間信号処理システムを提案した。具体的にはマルチキャリアを用いたアレー信号処理方法、ダイバーシチィ技術とビーム整形技術との関係、到来方向及び遅延時間を考慮した新しいプリコーディング法、多次元ESPRIT法の開発等が主な成果である。時間領域と空間領域との複合アレイ信号処理は、伝送品質の向上(例えば、同期補足の向上、パケットスループットの改善など)に大きく貢献するものと期待される。
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