研究課題/領域番号 |
09450178
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
構造工学・地震工学
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研究機関 | 大同工業大学 |
研究代表者 |
事口 壽男 大同工業大学, 工学部, 教授 (60047305)
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研究分担者 |
酒造 敏廣 大同工業大学, 工学部, 教授 (90137175)
水澤 冨作 (水澤 富作) 大同工業大学, 工学部, 教授 (60113081)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
5,800千円 (直接経費: 5,800千円)
1999年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1998年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1997年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
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キーワード | 破壊力学 / き裂進展 / 腐食環境 / 変動荷重 / 疲労破面 / き烈進展 / 両振り |
研究概要 |
本研究は3年がかりの第3年目のものであり、その研究実績は次のとおりである。 1)1年目は一定荷重で、応力比の差異によるき裂進展 2)2年目は塩水環境下のもとでの、き裂進展 3)3年目は二段階変動荷重におけるき裂進展特性について行った。 (1)最大応力、最小応力が一定の一定振幅での試験から任意の波形による疲労試験が可能となった。 (2)変動荷重時における最大荷重時のき裂開閉口点は一定荷重試験のそれと比べ低下することがわかった。これは、き裂進展駆動力の増大を示し、一定振幅試験で同程度の載荷重の疲労試験と比べ速く進む。このことは、高レベル時の亀裂開閉口応力は低レベル時の開閉口応力に支配されることを示している。 (3)本実験において、き裂距離がノッチ先端より6mmに達するまでの時間に対する過大荷重の載荷時間の割合は僅か1.9%程であるが、き裂進展距は2.286(mm)と、全き裂長の38.1%を占めた。 (4)き裂の遅延現象ははっきりと確認できた。過大荷重の載荷時間が長いほど、き裂の遅延現象が顕著に表れた。 (5)変動荷重時には一定荷重時に比べ結晶粒界を進展するき裂が多い。 (6)このことは、SEM観察からも確認できた。
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