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角形鋼管柱・段違い梁接合部パネルの力学性状

研究課題

研究課題/領域番号 09450210
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 建築構造・材料
研究機関京都大学 (1998)
大阪大学 (1997)

研究代表者

井上 一朗  京都大学, 工学研究科, 教授 (40029294)

研究分担者 桑原 進  大阪大学, 工学研究科, 助手 (10243172)
多田 元英  大阪大学, 工学部, 助手 (90216979)
研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
6,600千円 (直接経費: 6,600千円)
1998年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1997年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
キーワード柱梁接合部パネル / 角形鋼管 / 梁せい差 / 内ダイアフラム / 径厚比 / 軸力比
研究概要

本研究では,建物の使用上の要求により柱の左右の梁に段差を設けたり,梁せいを変えた鋼構造骨組の柱梁接合部パネル(以下段違いパネルと称する)の力学性状を把握することを目的とする.柱・梁ともにH形鋼で構成される段違いパネルに関する研究は数件あるものの,柱が角形鋼管,梁がH形で構成される段違いパネルの研究は皆無であり,本研究では後者を対象としている.
左右の梁せいが等しい標準型の十字架構試験体と段違いパネル十字架構試験体のせん断載荷実験を行い,その剛性・耐力について比較検討した.実験パラメータは左右の梁せい差(0,100,200mm),パネル幅厚比(21,28),軸力比(0.0,0.5)である.実験の結果,梁せい差が大きくなるとパネルのせん断耐力は標準型の場合と比較して低下する場合があることがわかった.これは「パネル全体がせん断変形する崩壊機構」と「左右の梁がとりつくパネルの一部と梁の一部が塑性変形する崩壊機構」を考慮した塑性解析から得られるパネルせん断耐力の計算値から説明することができた.この現象は,梁せい差があってもパネルのせん断耐力は変わらないとするH形鋼柱・H形鋼梁段違いパネルの場谷とは異なる新しい知見である.今回の試験体が後者の崩壊機構で耐力が決定したのに対し,H形鋼柱の場合は前者の崩壊機構で決まったことが前述の結論を導いた原因と思われる.また,幅厚比がパネルせん断耐力に及ぼす影響は,今回の実験パラメータの範囲ではみられなかった.

報告書

(3件)
  • 1998 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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