研究課題/領域番号 |
09450268
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
材料加工・処理
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研究機関 | 横浜国立大学 |
研究代表者 |
小豆島 明 横浜国立大学, 工学部, 教授 (30111462)
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研究分担者 |
青木 孝史朗 横浜国立大学, 工学部, 助手 (70262409)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
14,100千円 (直接経費: 14,100千円)
1998年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
1997年度: 11,200千円 (直接経費: 11,200千円)
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キーワード | トライボロジー / キャラクタリゼーション / 工具表面 / 塑性加工 / 摩擦面 / 蛍光X線 / グロー放電 / 熱間圧延 / 表面生成物 / 表面分析 / すべり圧延 / 工具 |
研究概要 |
塑性加工中に被加工材の表面物質が工具表面に付着し生成するコーティングは、トライボロジー結果に対して大きな影響を与えることが知られている。コーティングに関して、粗さ、構成物質といったマクロな情報は既に得られているしかしながら塑性加工界面におけるトライボロジー特性の把握には、例えば生成したコーティング中の炭化物や酸化物の分布状態といったミクロな情報やコーティングの経時変化といった情報が必要だと考えられる。 そこでアルミニウム冷間圧延中に生成するロールコーティング表面の分析や経時変化の情報を得るために、新たに圧延ロールが直接付着可能な試料ステージを作製し、X線解析(薄膜法)による表面分析を行った。加えて通常用いられるスリットの代わりにコリメータを用いてX線を絞り、コーティングの微小領域の分析を開発した。 本研究では、このロールコーティング微小領域分析法の開発過程および実用性について検討し、コリメータを用いた微小部X線回析によるロールコーティングの分析は実用的であるといえた。 また、この試料ステージを用いた分析方法ではロールを試験毎に消費しないことから、加工した供試材の量に応じたコーティング表面の経時変化を調査することが可能であることがわかった。
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