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超臨界乾燥法による担持金属触媒の活性サイトの制御

研究課題

研究課題/領域番号 09450299
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 触媒・化学プロセス
研究機関工学院大学

研究代表者

五十嵐 哲  工学院大学, 工学部, 教授 (90005538)

研究分担者 太田 道貴  工学院大学, 工学部, 助手 (00296782)
研究期間 (年度) 1997 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
8,500千円 (直接経費: 8,500千円)
1999年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1998年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1997年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
キーワード超臨界乾燥 / ニッケル / シリカ触媒 / 白金 / アルミナ触媒 / 担持金属触媒 / 触媒調製 / シリカ / 分布制御 / ゾル-ゲル / ベンゼンの水素化
研究概要

本研究は、担持金属触媒の調製において、従来の金属塩の水溶液による蒸発乾固法に代えて、超臨界流体を二次溶媒とする超臨界乾燥法を用いることによって、担体上の活性金属の微粒子化および担体への活性金属の分布制御を目的としている。
9年度は、二酸化炭素による低温超臨界乾燥法で得られたニッケル/シリカ触媒のニッケルの粒子径分布がきわめてせまく、ニッケルが均一に高分散していること、さらにベンゼンの水素化反応に対して超臨界乾燥法で得られた触媒が含浸法で得られた触媒と比較してきわめて高い活性を示すことを明らかにした。
10年度は、二酸化炭素による低温超臨界乾燥法で得られたニッケル/シリカ触媒のニッケルの担体へのマクロ分布制御、すなわち外層、内層、および均一担持について検討を加えた結果、外層担持や均一担持が可能であることを明らかにした。
11年度は、二酸化炭素による低温超臨界乾燥法を白金/アルミナ触媒に適用し、浸漬時間、昇温時間、および減圧速度などの超臨界条件を工夫することによって、含浸法と比較してPt分散度がおよそ6割も向上することを見出した。この結果は、白金の担持量を大幅に低減できる可能性を示した大きな成果である。また、各種の有機系超臨界流体を用いることが可能な高温超臨界乾燥法装置を製作し、ニッケル/シリカ触媒を調製した結果、含浸溶媒、超臨界流体、および還元温度を変えることによって、ニッケルの粒子径が微粒でかつベンゼンの水素化反応に高活性なニッケル/シリカ触媒が得られることを明らかにした。

報告書

(4件)
  • 1999 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (9件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (9件)

  • [文献書誌] 五十嵐 哲: "超臨界乾燥法を用いた触媒調製"触媒. 39. 275-280 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1999 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 名達 豪、五十嵐 哲: "超臨界乾燥法により得られたニッケル/シリカ触媒の構造と反応性"触媒. 39. 470-473 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1999 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 五十嵐 哲: "超臨界流体プロセスの実用化(分担報筆)(第2章第2節)"技術情報協会. 17 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1999 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] A.Igarashi: "Preparation of Catalysts Using Supercritical Drying"Catalysis & Catalysis. 39, (4). 275-279 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1999 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] T.Natachi and A.Igarashi: "Properties Reactivities of Ni/SiO2 Catalysts Prepared by Supercritical Drying"Catalysis & Catalysis. 39, (6). 470-473 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1999 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] A.Igarashi: "Utilization of Supercritical Drying Processes"The sharing and writing of book. Chap.2, Paragraph. 17 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1999 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 五十嵐 哲: "超臨界乾燥法を用いた触媒調製"触 媒. 39,No.4. 275-280 (1997)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 名達 豪、五十嵐 哲: "超臨界乾燥法により得られたニッケル/シリカ触媒の構造と反応性"触 媒. 39,No.6. 470-473 (1997)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 名達 豪: "超臨界乾燥法により得られたニッケル/シリカ触媒の構造と反応性" 触媒. 39,No.6. 470-473 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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