配分額 *注記 |
11,800千円 (直接経費: 11,800千円)
1999年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
1998年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
1997年度: 5,000千円 (直接経費: 5,000千円)
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研究概要 |
帯電によってX線が発生するという物理現象を実験的に確実に確認した.この帯電によってX線が発生するという現象を,圧力・真空度・絶縁体の材料・雰囲気中の気体の種類・電圧・交流か直流かの別など,考えられるあらゆる条件を変化させて,観察し,最適な条件を探査した.その結果,X線は10^<-2>Torr台のごく限られた真空度の領域においてのみ,強く発生することを明らかにした.X線の発生は非常に不安定でできる限りの実験条件を変化させてもX線の発生は安定にはならなかった.X線の発生の物理的な機構は,真空内の電子が帯電した高電圧によって加速されるためであることがわかった. この帯電によるX線の発生現象を用いて,1.5Vの乾電池とインバータを用いて,X線を発生するデバイスを製作した.このデバイスから発生するX線はやはり非常に不安定であったので,安定なX線の発生条件を探した.
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