研究課題/領域番号 |
09450351
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高分子合成
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
福田 猛 京都大学, 化学研究所, 教授 (00111972)
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研究分担者 |
箕田 雅彦 京都大学, 化学研究所, 助手 (30229786)
辻井 敬亘 京都大学, 化学研究所, 助手 (00217308)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
12,700千円 (直接経費: 12,700千円)
1998年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
1997年度: 9,900千円 (直接経費: 9,900千円)
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キーワード | 制御ラジカル重合 / 活性化機構 / 重合速度則 / ニトロキシル系 / ATRP系 / RAFT系 / 精密合成 / 新規高分子材料 / 活性化速度定数 / 精密重合 / 表面グラフト / 均一ゲル / 糖鎖高分子 / リビングラジカル重合 / 安定ニトロキシル / 重合機構 / 精密反応解析 / フラーレン誘導体 / スチレン系グリコポリマー |
研究概要 |
[I]規制ラジカル重合(CRP)の反応速度論的研究 種々のCRP系の可逆的活性化反応の速度定数k_<act>および重合速度を実験的・理論的に研究し、これらを系統づけた。主な成果は以下のとおりである。 (1) GPC法の利用によるk_<act>の決定法(2法)を確立した。 (2) これらの方法を種々のCRP系に適用し、各々の系のk_<act>値を決定するとともに、それぞれの活性化機構を確立した。特に、ポリスチレン(PS)-ニトロキシル系では熱解離、PS-ヨウ素系およびPS-SCSMe(RAFT)系では交換連鎖移動、PS-Br/金属錯体系では原子移動(ATRP)がそれぞれ、事実上唯一の活性化機構であることを確立した。 (3) CRPの重合速度を表す一般式を解析的に導き、これを一部実験的に検証した。 [II]CRPによる新しい高分子材料の精密合成 (1) 構造の明確な各種コポリマー(ランダム、ブロック、ポリマクロモノマー)およびホモポリマー(糖鎖ポリマー、フラーレン含有ポリマー)を世界に先駆けて合成した。 (2) 通常のラジカル重合によるものと比べて、均一度においてはるかに優れる高分子ゲルを調製した。 (3) シリコン基板上に、分子量と分子量分布の制御されたポリマーを高密度でグラフト重合することにはじめて成功した。
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