研究課題/領域番号 |
09450356
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高分子構造物性(含繊維)
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
西 敏夫 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (70134484)
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研究分担者 |
池原 飛之 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助手 (90242015)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
14,000千円 (直接経費: 14,000千円)
1999年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1998年度: 5,400千円 (直接経費: 5,400千円)
1997年度: 7,200千円 (直接経費: 7,200千円)
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キーワード | アクリルアミド / ゲル / ポリビニルメチルエーテル / 顕微FTIR / 侵入 / 相互侵入球晶 / 高分子ブレンド / 結晶 / アクリルアシド / 浸入 / 相互浸入球晶 |
研究概要 |
本研究では、アクリルアミドゲルを水中からポリビニルメチルエーテル(PVME)水溶液中に入れたときに、PVME分子鎖がゲルネットワーク中に浸入する証拠をフーリェ変換赤外分光法(FTIR)を用いて探索した。また、結晶性/結晶性ポリマーブレンドであるポリ(ブチレンサクシネート)/ポリ(塩化ビニリデン-co-塩化ビニル)(PBSU/PVDCVC)ブレンドの球晶系で、異種高分子が侵入することを見出した。この系に関しても検討を行った。下記に示すのが主な研究成果である。 1.アクリルアミドゲル中にPVME鎖が浸入していく過程を検討するため、PVME水溶液に浸した試料と浸していない試料を乾燥させてFTIRスペクトルを測定した。その結果、PVME分子鎖のアクリルアミドゲル内への浸入の可能性を示す結果が得られた。 2.PBSU/PVDCVCブレンド系は溶融状態では相溶している。この系は通常とは異なり同時に両者の球晶成長が起こり、更に、一方の球晶が他方の球晶に浸入していく、「相互侵入球晶(Interpenetrated Spherulite)」という現象を示すことを発見した。 3.PBSU/PVDCVC系について、その相互侵入球晶の生成条件を検討した。また、顕微FTIRを用いて、実際にこの現象が起こっているかの検討も行い、その証拠を得た。
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