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AFLP法によるモモ遺伝子の連鎖地図作成

研究課題

研究課題/領域番号 09460019
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 園芸・造園学
研究機関神戸大学

研究代表者

野村 啓一 (1998)  神戸大学, 農学部, 助教授 (60252798)

吉田 雅夫 (1997)  神戸大学, 農学部, 教授 (60240313)

研究分担者 山口 正己  農林水産省, 果樹試験場・育種部, 室長
山口 正巳  農林水産省, 果樹試験場, 室長
野村 啓一  神戸大学, 農学部, 助教授 (60252798)
研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
5,200千円 (直接経費: 5,200千円)
1998年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1997年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
キーワードモモ / AFLP / 多型 / RAPD
研究概要

前年度の結果に基づき,AFLPをモモの“あかつき"と“黄金桃"の2品種,及びそれらのF_1雑種45系統について適用した.まず,本学農学部にあるALOKA社製DNAシーケンサーを用いてAFLPを試みた.この場合,赤外蛍光ラベルしたEcoフライマーの合成をALOKA社に委託し,他はライフテック社のキットを用いた.その結果セレクティブPCRにおいて増幅が認められず,ライフテック社のキットにおいて,フライマーの配列が変えられていることが示唆された.そこで,本学附属農場のアフライドバイオシステムズ社製310型DNAシーケンサーを用いてAFLPを行うことにした.“あかつき"と“黄金桃"は共に栽培種であり,遺伝的に比較的近いと予測されるので,Ecoフライマー7種とMseフライマー8種を用いて,51通りの組み合わせについて多型の有無を調べた.その結果15通りの組み合わせで多型が検出できた.これら全ての組み合わせについて,F_1雑種45系統の解析を行った.検出できた多型を,今回目的としている果肉色(白色/黄色)と粘・離核の形質に対比させたが,明確な結論は得られなかった.そこでより判定しやすいようにバルク分析を試みた.45系統の中で,本年度結実した43系統の形質を調べ,果肉色および核の粘離が共に明確に判定できた28系統について,白色12系統と黄色16系統,粘核19系統と離核9系統をそれぞれまとめてAFLP分析を行った.その結果,E/ACAとM/CACの組み合わせで,果肉色に関与すると考えられる多型を検出できた.
以上総括すると,AFLP分析は親子鑑定,品種識別などに対して従来法より極めて有効であるが,遺伝的に近い個体間では,他の方法と同様に多型の検出が困難である.しかし,これは用いる制限酵素を変えることで克服できると考える.また連鎖地図の作成については,やはりF_2雑種の育成が不可欠であると言える.

報告書

(3件)
  • 1998 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Shimada,T.et al.: "Application of AFLP to Molecular Genetic Analysis in Peach." J.Japan.Soc.Hort.Sci.68(1). 67-69 (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1998 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Shimada, Y.et al.: "Application of AFLP to Molecular Genetic Analysis in Peach" J.Japan.Soc.Hort.Sci.68 (1). 67-69 (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1998 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Shimada,T.et al.: "Application of AFLP to Molecular Genetic Analysis in Peach" J.Japan.Soc.Hort.Sci.68(1). 67-19 (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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