研究課題/領域番号 |
09460025
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
植物保護
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研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
岩淵 喜久男 東京農工大学, 農学部, 助教授 (00203399)
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研究分担者 |
平岡 毅 東京農工大学, 農学部, 助手 (10238339)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
12,300千円 (直接経費: 12,300千円)
1999年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1997年度: 11,100千円 (直接経費: 11,100千円)
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キーワード | three-dimentional culture / insect cell line / acetylcholinesterase / mosguiTo / mosquito |
研究概要 |
培養細胞の三次元解析では、機能性細胞系の三次元培養が有力な手法となるが、昆虫ではこれまでに三次元培養の報告がないため、数種昆虫培養細胞を用いてこの開発をおこなうとともに、新規機能性細胞系の樹立をおこなった。機能性細胞系としては、特にホルモン感受性、高ウイルス感染性の細胞系の樹立を目的とした結果、juvenile hormone、ecdysone感受性のXP-1、AcNPV感染性のTH-1の2種類の細胞系を樹立し、その特性を二次元培養下での三次元解析により明かにした。また、既存の細胞系としてヒトスジシマカ新生幼虫由来のAeAl-2、ヨウトウガ血球由来のMaBr-93の2種類の細胞系についてその物質生産能を調べた。AeAl-2が有するアセチルコリンエステラーゼ産生は、juvenile hormoneとecdysoneによる調節を受けること、また、細胞集団の状態の影響を受けることなどが明かとなった。また、MaBr-93は分子量5000以下で熱に安定な物質を増殖因子として産生することも明かとなった。これらの細胞系について三次元培養法の開発を試みた。三次元培養は、細胞外マトリックスとしてゲル化したコラーゲンを用い、その調整には温度とPHの調節が必要であるため、細胞と培地成分への影響が問題となる。検討の結果、AeAl-2では、細胞、培地とも本培養法の適用に問題がないことが明かとなった。三次元培養下で、本細胞系は、二次元培養では見られない特異な形態と集団を形成し、アセチルコリンエステラーゼ産生にも変化が示されるなど、これまでの培養法では見られない機能発現が期待できることが示唆された。
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