研究課題/領域番号 |
09460062
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食品科学・製品科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
伏木 亨 京都大学, 農学研究科, 教授 (20135544)
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研究分担者 |
都築 巧 京都大学, 農学研究科, 助手 (50283651)
井上 和生 京都大学, 農学研究科, 助手 (80213148)
河田 照雄 京都大学, 農学研究科, 助教授 (10177701)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
14,000千円 (直接経費: 14,000千円)
1999年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
1998年度: 5,200千円 (直接経費: 5,200千円)
1997年度: 5,400千円 (直接経費: 5,400千円)
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キーワード | 消化管ホルモン / 脂肪酸 / 消化管 / ホルモン分泌 / FAT / 認識 / CCK / 膵酵素分泌 / 外分泌 |
研究概要 |
脂肪酸の消化管、特に消化管ホルモン分泌細胞における認識機構に関して、消化管の細胞、味蕾の細胞などをモデルにして検討を加えた。 消化管と味蕾の細胞の脂肪受容に共通性があるのではないかという視点から、脂肪の認識機構について実験を行った。細胞と脂肪酸の相互作用は消化管全体で観察された。味蕾の細胞と形態学的に類似している小腸内分泌細胞の応答を、ラット空腸に添加した脂肪に対する膵消化酵素分泌応答で測定すると、トリオレインよりも長鎖脂肪酸に強い膵酵素分泌刺激があった。これは、小腸からのCCK分泌を反映していると考えられる。カルボキシル基をメチル化した脂肪酸や中鎖の脂肪酸に対しては膵応答は観察されなかった。脂肪酸に対する同様の特異性は、小腸培養細胞の細胞内カルシウム動員に対する脂肪酸の作用でも観察された。炭素鎖長とカルボキシル基は別個に認識されており、片方のみを有する誘導体はインタクトな長鎖脂肪酸と拮抗することが明らかとなった。この点については、小腸培養細胞を用いた、脂肪酸の取り込み実験においても、同様の特異性が観察された。 脂肪酸結合タンパク質(FAT)に対する抗体を用いて、小腸の管腔側表面にもFATの発現を観察した。小腸培養細胞では、培地に添加した抗FAT抗体が細胞の脂肪酸に対する応答を抑制した。同様のタンパク質が、ラットの舌の有郭乳頭の味蕾細胞の先端にも特異的に発現していることを明らにした。
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