研究課題/領域番号 |
09460122
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用動物科学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
加藤 和雄 東北大学, 農学部, 助教授 (60091831)
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研究分担者 |
萩野 顕彦 東北大学, 農学部, 助手 (80156249)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
5,300千円 (直接経費: 5,300千円)
1998年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1997年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
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キーワード | VFA / 成長ホルモン(GH) / GH分泌細胞 / 成長ホルモン / 分泌 |
研究概要 |
1. 基礎およびGHRH刺激GH放出に及ぼすVFAの影響 ヤギ下垂体前葉細胞を、1から10mMの濃度のVFAで72時間にわたり処理した後、GHRHで刺激した。酪酸およびプロピオン酸は、GHRH刺激GH放出およびGH含量を有意に抑制した。また、この結果は、ラットでも確認された。 2. 細胞膜Ca電流に及ぼすVFAの影響(パッチ・クランプ法) 階段状に細胞内電位を脱分極していくと、ヤギ細胞膜における内向きの電流(Ca電流)が大きくなった。この電流は、酪酸(3mM)添加で抑制され、膜電位依存性チャネルの抑制剤であるnifedipineで消失した。 3. 細胞内Caイオン濃度に及ぼすVFAの影響 Fura-2/AMを取り込ませたヤギ細胞では、酪酸(3mM)添加はやや濃度を増加する一方、GHRH刺激効果を抑制した。 4. GHmRNA含量に及ぼすVFAの影響 100bp付近に観察されるGHmRNAのバンドの濃度は、酪酸(10mM)添加で低下した。 以上の結果から、VFAは、ヤギやラットの下垂体GH分泌細胞におけるGH放出および合成を抑制することが明らかとなった。
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