研究課題/領域番号 |
09460138
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎獣医学・基礎畜産学
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
和田 直己 山口大学, 農学部, 助教授 (20210982)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
10,100千円 (直接経費: 10,100千円)
1998年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1997年度: 8,600千円 (直接経費: 8,600千円)
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キーワード | tail / trunk / spinal cord / motoneuron / cat / hindlimb / afferene / efferent / Motoneuron / Spinal cord / locomotion / reflex / afferents / efferents. |
研究概要 |
尾運動の神経制御に関する研究。 1、尾の皮膚および筋感覚受容器の尾の運動にともなう活動を記録し、これらの受容器が尾の運動の程度、方向、早さなどの情報を中枢に伝達していることを明らかにした。2、尾と後肢の皮膚感覚神経を介する後躯のバランス調節のフィードバック回路の存在を示した。3、尾髄の髄節性神経回路(筋感覚神経)を示した。実験結果はこれまで他の部分において見られなかった神経回路を含め、尾の複雑な運動に対応する神経回路の存在を示した。4、筋電図および運動の解析によって尾の波状運動における筋活動記録を明らかにし、その神経制御を示唆する多くのデータを得た。5、尾筋感覚入力の後肢運動ニューロンに対する効果を記録にその神経経路は尾運動時の後躯の安定を調節していることを示した。 体幹運動の神経制御に関する研究。 1、体幹(腰部)のリズミカルな運動は脊髄内のリズムおよびパタン発生器によって行われ、その活動は中脳歩行領域によって支配されていることが明らかとなった。2、尾および後肢からの皮膚、筋感覚入力の体幹筋運動ニューロンに対する効果を記録し、Intactなネコの運動における機能を示唆した。3、トレッドミル歩行における筋電図、体幹運動の記録を行い、体幹筋は後肢による推進力を前方に伝える役割だけでなく後肢の前方への移動に対しても機能していることを示した。
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