研究課題/領域番号 |
09460149
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用獣医学
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研究機関 | 麻布大学 |
研究代表者 |
山田 隆紹 麻布大学, 獣医学部, 教授 (20126460)
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研究分担者 |
松田 基夫 麻布大学, 環境保健学部, 教授 (50139531)
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研究期間 (年度) |
1997 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
6,700千円 (直接経費: 6,700千円)
2000年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1999年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1998年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1997年度: 4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
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キーワード | dog / co-stimulatory signal / CD28 / B-7 / CD86 / genomic DNA / polyclonal antibodies / cDNA / 犬 / CD28ペプチド抗体 / cDNA library / anergy / スギ花粉 / CD4 / CD5 / CD8 / Cry-j / dogs / KLH / 経口免疫寛容 |
研究概要 |
1.ヘモシアニン(KLH)を経口投与したイヌの全身または局所免疫能に及ぼす影響について検討した。その結果、投与群では44日目にCD5およびCD8陽性細胞の減少傾向がみとめら、KLHおよびConAに対するマイトゲン反応も低下した。 2.スギ花粉を経口投与後、スギ花粉抽出物(Cry-j)を肺内に投与した群では、気管支肺胞洗浄液(BALF)中リンパ球のCD4陽性率の増加、Cry-jに対するマイトゲン反応の抑制傾向を認めた。また、末梢血リンパ球のCry-jに対するマイトゲン反応が抑制された。 3.イヌリンパ球表面抗原CD28を認識する抗体を作製するため、アミノ酸配列3種を選びウサギに免疫してペプチド抗体を作製した。これらの抗体のIgG分画またはFab分画を精製して検討した結果、末梢血リンパ球表面抗原の認識はできなかった。しかし、western blottingでは、リンパ球溶解抗原について分子量44kDa付近の蛋白を認識しており、これらの抗体がイヌCD28分子を認識していることが示唆された。 4.イヌCD86分子をコードする遺伝子のクローニングを目的に、LPS刺激イヌリンパ球由来のRNAを用いたRT-PCR産物のシークエンスを目的としたが他研究で解明された。本研究ではCD86ゲノムDNAの塩基配列について検討し、イヌCD86ゲノムDNAの塩基配列はCD86-mRNA complete code中のbase number961〜1854の塩基配列と完全に一致することを明らかにし、これの領域にはIntronを含まないことを明らかにできた。 今後上記の結果を有効に活用し経口免疫寛容のメカニズム解明を進めていきたい。
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