研究課題/領域番号 |
09470001
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
解剖学一般(含組織学・発生学)
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
近藤 尚武 東北大学, 医学部, 教授 (20004723)
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研究分担者 |
後藤 薫 山形大学, 医学部, 教授 (30234975)
大和田 祐二 東北大学, 医学部, 助手 (20292211)
阪上 洋行 東北大学, 医学部, 助教授 (90261528)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
13,000千円 (直接経費: 13,000千円)
1998年度: 5,500千円 (直接経費: 5,500千円)
1997年度: 7,500千円 (直接経費: 7,500千円)
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キーワード | PI-3 Kinase / PA phosphatase / synaptojanin / CDP-DG synthase / phosphotipase D / 脳内遺伝子発現局在 / PI-3 kinase / PA.phosphatase / phospholipase.D / ホスフォイノシチド3-キナーゼ / リピドキナーゼ / Akt / PITP / CDP-DG合成酵素 / 遺伝子クローニング / 脳内発現 |
研究概要 |
phosphoinositide(PI)3-kinaseには基質特異性からI,II,III型があり、そのII型で成体肝臓に特異的に発現する新たな分子種(PI3K-IIγ)のcDNA cloningに成功した。この分子種は1505アミノ酸からなり、C2ドメインを持分子構造であった。ノーザンプロット解析では肝臓切除後に発現が増強する特徴を示し、肝臓再生過程に深く関与することが示唆された。それゆえに欧米の多くの研究室からこのcDNAの供与の申し込みがありそれに応じたので、今後の国際共同研究の道が開けよう。我々がその分子構造の全貌を明らかにしてきたdiacylglycerol kinaseについては、この酵素の関与する反応を逆方向に触媒する。phosphatidate(PA)phosphataseの特異な脳内発現局在(脳室胚芽層)を明らかにした。さらに、PI3Kに連動して作動するPI5-phophataseのうちでsynaptojaninの脳内遺伝子発現局在を精査し、その1型はニューロンにだけ、2型は加えてオリゴデンドログリアに局在することを明らかにした。近年cDNA cloningにより分子構造が明らかにされたphospholipase Dについてはその脳内遺伝子発現局在について目下精査中である。我々が脊椎動物で初めて分子同定・発表したCDP-diacylglycerol(DG)synthaseについては、P〓代謝経路でその次の反応を触媒するphosphatidylinositol synthase(他者が同定発表)との脳内遺伝子発現局在の詳細な比較解析を発表し、CDP-DG synthaseの新たな分子種の存在を推測した。以上の新知見により、その幾つかの分子種について分子・細胞生物学的に膜輸送に関与する機構について解析する基盤が整った。
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