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脊椎動物虹彩の組織特異性について

研究課題

研究課題/領域番号 09470003
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 解剖学一般(含組織学・発生学)
研究機関東京大学

研究代表者

廣澤 一成  東京大学, 医科学研究所, 教授 (30009980)

研究分担者 相良 洋  東京大学, 医科学研究所, 助手 (50145041)
研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
1998年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1997年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワード虹彩 / 単クローン抗体 / 色素細胞 / 毛細血管 / HRP
研究概要

1。 虹彩およびその周辺組織に対する単クローン抗体の作成。
ニワトリ眼球より、虹彩および毛様体を含む組織を切り出し、我々の研究室で行われている方法(Exp EyeRes,67,1998)により単クローン抗体を作成した。分離された抗体は多岐に亘り、得られた抗体の染色パターンから14種類に分類した。このうち、9個の単クローン抗体産生細胞系を樹立し、現在解析を進めている。
2。 虹彩の血管に関する概観。
虹彩中の血管は大部分が細動脈、細静脈および毛細血管であるが、毛細血管が最も頻在する。毛細血管の内皮細胞は無窓性で、内皮細胞間は密着帯で閉じられている。内皮細胞の周囲を厚い基底膜が囲み、その外周には膠原線維がよく発達していることが特徴である。
3。 サル毛様体筋および虹彩における毛細血管透過性について。
毛様体筋中の毛細血管は毛様体突起中のものとは異なり、無窓性である。この部分を虹彩内皮細胞に対する対照として用い、無窓性血管での西洋ワサビペルオキシダーゼ(HRP)の透過性を検討した。
その結果、前眼房をHRPで潅流すると、15分で虹彩実質、毛細血管内皮細胞体、血管内腔にHRPが出現する。これに反し、静脈中に投与されたHRPは30分経っても血管内腔および細胞体にのみ留まっていた。この所見は現在までの報告と一致するものであった。

報告書

(3件)
  • 1998 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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