研究課題/領域番号 |
09470037
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医化学一般
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研究機関 | 理化学研究所 |
研究代表者 |
石井 俊輔 理化学研究所, 分子遺伝学研究室, 主任研究員 (00124785)
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研究分担者 |
前川 利男 理化学研究所, 分子遺伝学研究室, 先任研究員 (90201764)
秋丸 裕司 理化学研究所, 分子遺伝学研究室, 研究員 (70241247)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
12,700千円 (直接経費: 12,700千円)
1998年度: 5,800千円 (直接経費: 5,800千円)
1997年度: 6,900千円 (直接経費: 6,900千円)
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キーワード | 転写仲介因子 / コアクティベーター / CBP / ショウジョウバエ変異体 / マウス変異体 / コアクティベータ- / 仲介因子 / 転写制御 / 形態形成 |
研究概要 |
これまでにいくつかのコアクティベーターやコリプレッサーなどの転写仲介因子が同定されできたが、多くの基本的な問題が現時点では不明であり、今後の研究の進展が期待されている。本研究では、仲介因子を介した遺伝子発現制御のメカニズムを理解するため、1)コアクティベーターCBPを介した多様な転写因子間の相互作用の解析、2)ショウジョウバエやマウス変異体を用いたCBPの生理機能の解析などの項目について研究を行った。 1. CBPを介した転写制御機構の解析:転写因子ATF-2にCBPが結合し、転写活性化を促進することを見い出した。この場合にはCBPはATF-2のC端側に存在するb-ZIP構造を有するDNA結合ドメインに結合する。CBPが結合しない場合にはDNA結合ドメインはN端側と分子内で結合し、隠された状態になっている。従って、CBPの結合はこの分子内マスキングを解除する役割を果たすことが示された。 2. ショウジョウバエCBP変異体を用いた解析:ショウジョウバエCBP変異体を解析し、変異体においてはdpp遺伝子の腹側での発現が上昇していることが示された。従って、CBPはある種の遺伝子の転写抑制にも関与することが分かった。 3. マウスCBP変異体の解析:マウスCBPホモ変異体を解析し、形態形成・造血・血管形成などに異常が見られることを明らかにした。
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