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実験レーシュマニア症の治癒、非治癒機転における急性炎症関連分子の関与

研究課題

研究課題/領域番号 09470069
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 寄生虫学(含医用動物学)
研究機関山形大学

研究代表者

仙道 富士郎  山形大学, 医学部, 教授 (80091833)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
12,400千円 (直接経費: 12,400千円)
1998年度: 5,500千円 (直接経費: 5,500千円)
1997年度: 6,900千円 (直接経費: 6,900千円)
キーワード実験レーシュマニア症 / Leshmania major / 好中球 / mRNA expression / ケモカイン / Leishmania major / 急性炎症関連分子 / レ-シュマニア症 / 好中球枯渇 / BALB / cマウス / サイトカイン
研究概要

RB6-8C5単クローン抗体投与によりLeshmania major感染時に未梢血好中球を特異的に枯渇させた感受性BALB/cマウスおよび抵抗性C3H/HeJマウスを用いて、感染抵抗性における好中球の機能について検討した。その結果、1)L.Major感染24時間後の抵抗性C3H/HeJマウス腹腔浸出好中球はTh1 cytokine(IL-12p40,IFN-γ,TNF-α)およchemokine (MIG)のmRNAを発現していた。また腹腔浸出macrophageもIL-12p40以外のIFN-γ,TNF-α,MIG mRNAを発現していた。2)感受性BALB/cマウスでは、TNF-αおよびMIG mRNAのみが認められた。腹腔浸出macrophageではTNF-α mRNAは認められたが、MIGは発現していなかつた。3)好中球枯渇C3H/HeJマウスでは、腹腔浸出macrophageのIFN-γおよびTNF-α mRNAの発現が低下したが、draining lymph nde cellにおけるIL-12p40およびIFN-γmRNAの発現ならびにfootpad病巣肥大に関しては影響は認められなかった。4)好中球枯渇BAB/cマウスでは、腹腔浸出macrophageのTNF-αおよびcell chemoattractive chemokine等のmRNA発現に関しては影響が認められなかった。しかしながら、L. major感染早期においてdraining lymph node cellにおけるIL-4 mRNAの発現増加、footpad病巣の肥大亢進およびparasitemiaの増加が認められた。
抵抗性C3H/HeJマウスでは、Th1細胞だけでなく好中球もまたTh1 cytokineを産生することが明らかになった。しかしながら、感受性BALB/cマウスでは認められなかった。好中球枯渇BALB/cマウスて病状が増悪化したことから、Th2優位性を示すと言われている感受性BALB/cマウスにも一定の免疫学的抵抗性が存在すること、その抵抗性は特に初期防御において示されること、更にはこの現象には好中球が関与していることが強く示唆されることを明らかにした。

報告書

(3件)
  • 1998 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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