研究課題/領域番号 |
09470076
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
細菌学(含真菌学)
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
吉開 泰信 名古屋大学, 医学部, 教授 (90158402)
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研究分担者 |
西村 仁志 名古屋大学, 医学部, 助手 (00283440)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
10,700千円 (直接経費: 10,700千円)
1999年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1998年度: 3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
1997年度: 4,700千円 (直接経費: 4,700千円)
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キーワード | 細菌感染防御 / αβ型T細胞 / γδ型T細胞 / NK細胞 / NKT細胞 / 免疫制御 / IL-15 / メモリータイプCD8^+T細胞 / TCRβノックアウトマウス / Jα281ノックアウトマウス / γδT型細胞 / サルモネラ感染 / ガンマインターフェロン / IL-13 / 肝障害 / 大腸菌 / LPS / ノックアウトマウス / マウスサルモネラ感染症 / β2ミクログロブリンノックアウトマウス / MHCクラスIIノックアウトマウス |
研究概要 |
T細胞レセプター(TCR)β鎖、δ鎖、Jα281、インターロイキン-2レセプター(IL-2R)α鎖及びβ鎖、β_2ミクログロブリン、及びMHCクラスII(IAβ)の各遺伝子ノックアウトマウスを用いて、Salmonella choleraesuis、Listeria monocytogenes及びEscherichia coliに対する早期誘導免疫応答(NK、NKT、γδT細胞、メモリータイプCD8^+T細胞)の役割を検討し、以下の成果を得た。 1)γδ型T細胞の細菌感染防御機構における役割 サルモネラ感染で出現してくるNK1.1陽性γδ型T細胞は全γδ型T細胞の約15%を占めており、その中に自己MHCクラスIIを結合ペプチド非依存性に認識するγδ型T細胞の存在を明らかにした。NK1.1陰性γδ型T細胞はガンマインターフェロン(IFN-γ)を産生するTh1型とIL-13を産生するTh2型に分類できた。大腸菌感染で腹腔内に出現してくるγδ型T細胞は単一のVγ6/Vδ1を発現しており、Toll-like receptor(TLR)2を介して、大腸菌の菌体成分に反応してIFN-γを産生することが分かった。 2)NK細胞の細菌感染防御機構における役割 サルモネラ感染で出現してくるNK細胞は、IL-15を増殖因子として用いて、感染早期の防御に必須であることを明らかにした。 3)NKT細胞の細菌感染防御機構における役割 サルモネラ感染で出現してくる腹腔内のNK1.1陽性αβ型T(NKT)細胞は、早期のIL-4産生を介して、マクロファージのIL-12の産生を制御していることが分かった。一方、肝臓のNKT細胞はIFN-γ産生型であり、サルモネラ感染で誘導される肝障害のエフェクター細胞であることを明らかにした。 4)メモリータイプCD8^+T細胞の細菌感染防御機構における役割 サルモネラ及びリステリア感染早期においてNK、γδ、NKT細胞に加えて、メモリータイプCD44^<high>Ly6C^+CD8^+T細胞が感染局所で増加した。この細胞群がTCRのシグナル非依存性に、IL-15とIL-12の存在下でIFN-γを産生し、感染早期の防御を担うことを明らかにした。
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